食事法

りんごダイエットで効果的に痩せる方法|りんごだけ食べるのはNG!

りんごダイエットで効果的に痩せる方法|りんごだけ食べるのはNG!

りんごを用いたダイエット、「りんごダイエット」について詳しく説明していきます。

今回は、りんごダイエットの方法やその効果、痩せるためのポイントについてです。

りんごダイエットは正しく行えば確実かつ健康的に痩せることができるので、是非この記事を参考にして下さい。

1.リンゴダイエットとは?

リンゴダイエットは主に2つの方法が提唱されています。

  1. 三日間りんごだけを食べる
  2. 継続的に3食のうち1食りんごに置き換える

1.1.三日間りんごだけを食べるダイエット

  • 方法:三日間りんごだけを口にする
  • 痩せる原理:大幅なカロリー減、食事の摂取重量減

これはだいぶ前に流行ったダイエットですが、
短期間で痩せることを目的としたものです。

方法としてはいたってシンプル。

飲み物の制限はしないけど、
食べ物はりんご以外を口にしないというものです。

代わりにりんごはいくつ食べても構いません。

それでもりんご一個が約140Kcalなので、
りんごを毎食2個ずつ食べたとしても1日の摂取カロリーは840Kcalです。

このようにカロリーを抑えられるだけでなく、
りんごの快便効果や食事の重量が減ることで体重の減少が期待できることを謳ったダイエットです。

1.2.継続的に3食のうち1食りんごに置き換えるダイエット

  • 方法:3食のうち1食だけをりんごに置き換える
  • 痩せる原理:摂取カロリーの抑制

3食の内1食を普段の食事からりんごに置き換えるダイエットで、
こちらもシンプルで実践しやすいものです。

ただこっちは短期間のダイエットではなく、
長期的にゆるやかに痩せていくのを目的としています。

それでも、朝食500Kcal摂取していた人がりんごに置き換えると、
それだけで350Kcal程度カロリーを抑えることができるので、
月に1.5Kgくらい痩せることができるのです。

そして、3食の内いつ食べるのが良いのかというと、
特に朝食を置き換えるのが推奨されています。

りんごは朝に食べると快便効果が期待できますし、
調理の手間がかからないので忙しい朝には重宝します。

2.りんごダイエットの評価

さて、2種類のりんごダイエットについて見てきましたが、
これらは本当に痩せることができるのか、健康や日常生活に支障はないのか、
そのあたりを解説していきます。

2.1.「三日間りんごだけを食べるダイエット」について

短期間で痩せることを目的としたこちらのダイエットですが、
これは決しておすすめできません。

ダイエットと言っても断食に近いもので、
体重が減ったとしても脂肪はあまり落ちません

恐らく実践すれば3日で数Kg程体重が落ちるかもしれませんが、
それは脂肪ではなく体内の水分です。

食事を戻せば元の体重に戻ってしまいます。

また、十分な栄養素を取らずに運動もしないので、
筋肉も落ちやすく見栄えの悪い体になりやすいのです。

そして何より、りんごは栄養豊富というイメージがあるかもしれませんが、
単品ではどれだけ食べても重要な栄養素の多くが欠乏してしまうため、
健康や日常生活に支障をきたすことも考えられます。

炭水化物は多いですが、
たんぱく質、脂質はほとんど摂取することができませんからね。

ということで、このダイエットは脂肪を落としたい人というよりも、
「健康などを犠牲にしても体重を一時的にでも落としたい人」向けです。

身体測定前とかスポーツの減量くらいしか需要がないかもしれませんが。

ただ、そういう人でも、単品で済ませるなら、
比較的栄養バランスの良いカロリーメイトの方がまだマシですね。

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りんごだけを食べることにあまり意味はありません。

2.2.「3食のうち1食りんごに置き換えるダイエット」について

こちらのダイエットは割りと真っ当なダイエットです。

カロリーを大きく減らすことはできませんが、
確実かつ健康的に痩せることができます。

通常の食事はビタミン、ミネラル、食物繊維など不足しがちですが、
それを果物で補うことができるのです。

ダイエットのついでに健康や美容効果も期待できるのは良いですね。

ただし、りんごでは十分にとれない栄養素を他の食事で意識的に摂取するようにしましょう。

特にたんぱく質です。

高タンパク低カロリーな大豆食品や乳製品、
もしくはプロテインもおすすめです。

1食だけをりんごで済ませるというのは、
手軽で始めやすいですし、習慣化しやすいのという利点もあります。

ダイエットはいかに「消費カロリー>摂取カロリー」を継続するかというのが鍵なので、
健康的で続けやすいリンゴダイエットは真っ当なダイエットといえるでしょう。

3.りんごダイエットのポイント

次は「3食のうち1食りんごに置き換えるダイエット」の注意点やポイントについてです。

  1. りんごの食べ方について
  2. 痩せるためのポイント

3.1.りんごの食べ方

りんごを食べる際は“皮をむかない”ことと、
“加熱しない”ということをできるだけ守って下さい。

りんごが他の果物よりも健康的だと見られているのには、
りんごポリフェノールが素晴らしいからです。

りんごポリフェノールには、
強力なアンチエイジング効果、そして中性脂肪を低減する効果があるのです。

通常、果物は果糖が多いため中性脂肪を増やしてしまう要因となるのですが、
りんごに限ってはこのポリフェノールが中性脂肪の改善には効果的です。

参考:りんごポリフェノールの血中の中性脂肪値の上昇抑制効果をヒト試験で確認

しかし、このポリフェノールはりんごの身の部分よりも、皮の部分に多く含まれるので、
皮を剥いてしまうとりんご特有の恩恵をあまり受けられないのです。

そして、りんごに含まれる豊富なビタミンCやビタミンB群などは、
熱に弱いため、加熱すると多くが破壊されてしまいます。

なので、りんごはできるだけ皮を剥かず、生で食べるようにしましょう。

3.2.痩せるためのポイント

次に、リンゴダイエットで痩せるためのポイントです。

一食をりんごで置き換えることで確実にカロリーを抑えることができますが、
その分お腹が空いてしまうことが考えられます。

そこで間食してしまったり、
他の2食の量を増やしてしまったら意味がありません。

最初の内はお腹が満たされなくても、それが習慣化すれば慣れるものなので、
はじめの1~2週間はとにかく我慢することです。

これが一番大事です。

あと、できれば摂取カロリーを把握して、
りんごダイエット実践前よりもカロリーが減っていることを確認するのをおすすめします。

あとがき

以上、2種類のりんごダイエットの方法と効果などについてでした。

どういうダイエットでも結局は、
生活習慣を少し変えて、長期的に痩せるのが理想なので、
極端なダイエットは意味がありません。

脂肪を落として見栄えの良い体にしたいのなら、
筋肉を落とさないためにも、健康のためにも栄養素をしっかり取る必要があるので、
少しずつ地道にダイエットしていくしかないのです。

ちなみに、りんごを他の食品と比べた際のカロリーや
効果・効能などについてもまとめているので、是非以下のページもご覧ください。

https://yase.tech/3749.html

著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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