絶対NGなダイエット!塩水洗浄(ソルトウォーターバッシング)の危険性について

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この記事が読まれるのは
458回目です。

塩大量の食塩水を飲むダイエット法、“塩水洗浄(ソルトウォーターバッシング)”がニュースになっていたので、これに関する私の見解をまとめます。

結論から述べると、「痩せないだけでなく、危険なダイエット法」です。

健康にとって悪影響しか及ぼさないので、絶対にやめましょう。

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1.塩水洗浄の概要

まずは塩水洗浄の概要についてまとめます。

塩水洗浄の方法やダイエット効果などは以下のとおりです。

  1. 天然塩10gを常温のミネラルウォーター1Lに混ぜる(レモン汁も入れると良いらしい)
  2. 上記の塩水を朝食前に20分以内に飲み干す
  3. これを行うことで便通が良くなり、デトックス効果で代謝が上がり痩せる

これが海外でも人気のダイエットとのことで、
去年少し話題になりました。

2.塩水洗浄をやってはいけない理由

私はこういうサイトを運営しているので今まで色んなダイエットを見てきましたが、
その中でもトップレベルの酷いダイエット法ですね。

これはもう、どこから突っ込んだら良いのかわからないくらいです。

たとえば、酵素ダイエットとか、フラフープでダイエットなど、
痩せる根拠のないダイエットはたくさんあります。

しかし、塩水洗浄は痩せる根拠もない上に、
健康にマイナスでしかない危険なダイエット法なのです。

指摘すべきポイントを挙げるなら4つ。

  1. 水分の過剰摂取の危険性
  2. 塩分過剰摂取の危険性
  3. 塩分のとりすぎはむしろ体重増加につながる
  4. 便秘解消と一時的な減量でダイエットとは無関係

2.1.水分の過剰摂取の危険性

まず、ダイエット効果云々は置いておいて、危険性についてお話していきます。

このダイエットの危険性は、
“水分の過剰摂取”と“塩分の過剰摂取”です。

このダイエットは水1Lを短時間で一気に飲むのですが、
1Lといえば、一般的な人の1日の飲料水の摂取量に当たります。

それを20分以内で飲み干すと言うだけでも、なんとなく問題がありそうだと思うのが普通です。

想像したら分かると思いますが、胃や食道に負担がかかり嘔吐の原因になり、
さらにその嘔吐により食道が傷ついたりして新たな疾患に繋がることも考えられます。

関連記事:ダイエット中の水分のとり方|「飲む」「飲まない」ダイエットに効果的なのはどっち?

ただ、水分の過剰摂取についてはきつかったら生理的にストップがかけられますし、
健康に重大な影響を及ぼす可能性は比較的低い方なのかなと思います。

問題なのは塩分の過剰摂取ですね。

2.2.塩分過剰摂取の危険性

塩分のとりすぎは“高血圧”をはじめとするあらゆる生活習慣病の原因になるのですが、
本人が自覚しにくいのが何よりも怖いところです。

日本人は大抵の人が塩分を過剰摂取しているので、出来る限り減塩しないといけないのですが、
塩水洗浄によってさらに塩分を摂取してしまうことになります。

塩水洗浄で用いる10gがどれくらいの量なのか分からない人も多いと思うので、
塩分摂取量に関する厚生労働省のデータをまとめました。

■1日の塩分摂取量に関するデータ

  • 必要な”塩分摂取量:1.5g
  • “実際の”塩分摂取量(平成22年、23年)
    • 男性:約10~12g
    • 女性:約9~10g
  • “目標”とされる塩分の摂取量
    • 男性:8g未満
    • 女性:7g未満
  • “高血圧”の人に対して推奨塩分摂取量:6g未満

参考:日本人の食事摂取基準|厚生労働省

このデータを見るだけでも、
いかに塩水洗浄がとんでもないダイエット法なのかが分かるかと思います。

普段の食生活でも塩分は過剰摂取しているのに、
塩水洗浄をすることで摂取量は普段の倍の塩分量になり、
推奨量の“2倍~3倍”になってしまうのです。

塩水洗浄を推奨しているサイトには、
「短時間で塩水を飲んだら体に吸収されない」
という謎理論が唱えられていますが、もちろんそんなことはありえませんからね。

これだけの塩分を摂ったら生活習慣病を一気に助長してしまうことが容易に想像できるので、
健康にとってはマイナスにしかなりません。

ただ例外的に、夏場の外出やスポーツで一気に汗をかいたとき、
体内の塩分が急速に失われるので、そんな時は塩水を飲んで塩分補給するのは大事です。

水分だけ摂ってしまうと熱中症(低ナトリウム血症)の危険性がありますからね。

しかし、それ以外は基本的に塩分は控える方が望ましいのです。

関連記事:塩分の1日の摂取量は?摂り過ぎや不足の症状『むくみ』『高血圧』の予防 

2.3.塩分のとりすぎはむしろ体重増加につながる

続いてダイエット効果について言及していきます。

塩分を摂ったら便秘が解消されてダイエットに繋がるということですが、
冷静に考えたらむしろ逆ですよね。

塩分の摂取で脂肪が増えることはありませんが、
体内の水分量が増えて体重が増えたり、“むくみ”に繋がったりします。

まあ、水分量は一時的な体重の増減なのですが、
基本的にダイエットの観点でも塩分は減らした方が良いのです。

ボクサーの減量でも塩分は控えますし、
むくみの対処法としても減塩は代表的な施策のひとつです。

詳細:むくみ(浮腫)の9個の原因&今すぐ簡単にむくみを取る方法 

2.4.便秘解消と一時的な減量でダイエットとは無関係

また、便秘解消がダイエットに繋がると思っている人が多いみたいなので、
これについて言及します。

これはダイエットに関するよくある勘違いですね。

便秘という状態は本来排出すべきものを体内に溜め込んでいる状態なので、
これは体重に加算されますし、便が排出されたら当然体重は減ります。

これで数百gほど体重が変わるかもしれませんが、
体脂肪が変わるわけではありません。

また、
「デトックス効果で基礎代謝が上がって痩せる」
という情報もありますが、そもそも人の基礎代謝は骨格や体型で大方決まります。

ダイエットに影響を及ぼすほど基礎代謝を変化させることは不可能なのです。

詳細:筋トレ等の簡単に「基礎代謝を上げる方法」を謳うダイエットはNG!

あとがき

こういうツッコミどころ満載のダイエット法でも、
ネット上にはこれを推奨するサイトが山ほどあります。

ダイエットに関するサイトでも、
きちんと知識や経験がある人が運営しているものはあまりありませんからね。

今回のように痩せないだけでなく危険なダイエット法も数多くあるので、
ネット上のダイエット情報はきちんと吟味する必要があります。

真っ当なダイエットに取り組みたいという場合、
ぜひこちらを抑えておくと良いでしょう。

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