スナック菓子やチョコレートなどのお菓子が高カロリーというイメージがある反面、飴は低カロリーでダイエットに良いという印象がある人は多いのではないでしょうか。
しかし、それは本当でしょうか?
たしかに飴玉1個は他のお菓子や食品と比べると低カロリーですが、カロリーがあることには変わりませんし、それが積み重なれば脂肪になってしまいます。
「ダイエットしているのに痩せない」という人の中には、飴を食べるのが習慣になっており、それが1日のカロリーを大きく引き上げる原因となっているという人もいます。
今回は色んなメーカーの飴玉1個あたりのカロリーについてまとめ、さらに飴をダイエット中におすすめできない理由について説明していきます。
目次
各種飴のカロリー一覧
まず結論を言うと、
飴1個あたりのカロリーは8~20Kcal程になります。
- のど飴、ノンシュガータイプ:8~15Kcal
- 甘いキャンディー:15~20Kcal
種類による違いとしては、大体上記の通りです。
では、具体的に色んなメーカーの商品ごとのカロリーを見ていきましょう。
のど飴・ノンシュガータイプの飴1個あたりのカロリー
NOBEL VC-3000のど飴:8.5Kcal
NOBEL はちみつきんかんのど飴:14.8Kcal
龍角散ののどすっきり飴:10.5Kcal
カンロ ノンシュガー果実のど飴:9.3Kcal
アサヒ シーズケースのど飴EX:8.5Kcal
キャンディータイプの飴1個あたりのカロリー
アサヒ 三ツ矢サイダーキャンディ:18Kcal
味覚糖 特濃ミルク8.2:19Kcal
pine パインアメ:18.7Kcal
不二家 ミルキー:15Kcal
例外的に高カロリーな飴
例外的に1粒が大きく、高カロリーなキャンディーもあります。
チュッパチャップス各種:50Kcal前後
ダイエット中に飴は食べてもよいのか?
こうしてみると、
飴は全般的に低カロリーでダイエットに良いように思えます。
しかし、個人的にはあまりおすすめしません。
理由としては以下のことが挙げられます。
- 中毒性が高く、ついつい食べすぎてしまう
- 間食の習慣がつきやすい
- 栄養素的には重要なものは少なく、健康的ではない
- 口寂しさのためならガムの方がおすすめ
飴は低カロリーと油断しがちですが、
ついつい5粒、10粒と口に入れる内にチョコレートなどの高カロリーなお菓子と同等の摂取カロリーになってしまいます。
チョコなどは高カロリーなのを自覚しやすいので罪悪感を覚えますが、
飴の場合はカロリーに無神経になってしまう人は多いです。
飴をたまたまもらったから食べる、
気まぐれに飴を買ったからその日だけ食べる、
のどが痛い時だけのど飴を舐める、という程度ならダイエットに影響しないでしょう。
しかし、仕事中や勉強中は飴を舐めるのが癖になってしまうと、
日々の積み重ねで1ヶ月、2ヶ月続けていると膨大な摂取カロリーになってしまいます。
カロリーの割には栄養補給として役に立たないですし、
甘いキャンディに至っては、糖分が多く、血糖値の急上昇の反動ですぐに集中力が切れたり眠気を感じたりする原因にもなります。
また、虫歯の原因にもなりやすいですしね。
ただ結局は、低カロリーの飴でもカロリーを高める要因となるというのがダイエット中にNGである一番の理由です。
どうしても毎日の飴が辞められないという場合であれば、
きちんと飴のカロリーを把握して、1日2~3粒までというようなルールを作ったり、
そのカロリー分を食事や運動などで調整すると良いでしょう。
「飴=太る」というわけではありません。
きちんと自制して食べすぎないようにできるのであれば、
スナック菓子やチョコなどよりもよっぽど低カロリーで太りにくいお菓子です。
それでもどうしてもガムには劣るので、
飴の習慣が付いてしまっている人は飴の代わりにガムを噛むようにするのをおすすめします。
ガムのカロリーやメリット・デメリットについては以下の記事に詳しくまとめているので、
ぜひご覧ください。