自宅で筋トレをする場合、最も重要なアイテムが“ダンベル”です。
トレーニングの種類や自分の筋力に合った負荷を調整できるため、効率的なトレーニングをする上でウェイトは欠かせませんし、あまりかさばらないので利便性も兼ね備えています。
しかしダンベルは色んな種類があるので、どういう違いがあるのか、またどれを選んだら良いのかわからない人も多いかと思います。
そこで今回ダンベルの選び方やおすすめのダンベルをご紹介するので是非参考にして頂ければなと思います。
目次
1.ダンベルの選び方
ダンベルと一言で言ってもいろんな種類があるので、
どういう基準で選んだら良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで、ダンベルを選ぶべきポイントについて詳しく説明していきます。
チェックすべきポイントは以下の6つの項目です。
- 重量変更の可否
- シャフトの形式
- プレートの素材
- 最大重量
- 拡張性(プレート追加の可否・バーベルとの併用)
1.1.重量変更の可否
まずダンベルには重量が固定されているタイプものと、
プレートによって重量を変更できるタイプのものがあります。
筋トレでダンベルを使うなら、初心者でも男性、女性問わず、
後者の重量が変更できるタイプのダンベルを購入するべきです。
ダンベルの一番のメリットは、
トレーニングや筋肉の成長具合によって負荷を変更できる点ですからね。
重量が変更できなければ、
一気にダンベルの価値が下がると考えていいでしょう。
1.2.シャフトの形式
続いて、ダンベルのシャフト(棒の部分の名称)には、
プレートを固定するのにスクリュー式のものとレンチ式のものが一般的です。
左図のネジ状のシャフトに対してストッパーを回転させて締めるのがスクリュー式で、
右図の平坦なシャフトに対してストッパー上部の器具を回転させて固定するレンチ式です。
何となく想像してもらうと分かると思いますが、
スクリュー式の方がプレートを付け替えるのに時間がかかりますが、
その分ストッパーが緩みにくくプレートが外れてしまう事故はまず起こりえません。
対してレンチ式はストッパーを緩めると一気に外れるため、プレートの着脱が楽な反面、
ストッパーが一度緩んでしまうと一気にプレートが外れてしまう恐れもあります。
バーベルの場合はあまり傾けることがないですし、
プレートの重量がダンベルよりも重いので着脱が楽なレンチ式が多いです。
しかし、ダンベルの場合頻繁に傾けるので、
安全のためにスクリュー式がおすすめです。
今ではダンベルはスクリュー式が多いのであまり気にしないでも良いかもしれませんが、
一応気に留めておきましょう。
1.3.プレートの素材
プレートの素材も様々なものがあります。
- 鉄
- 全面ラバーコーティング
- 鉄+ラバーのカバー
- 砂+ポリエチレンの外装
これはダンベルの利便性や値段、安全性などを左右する重要な要素なので、
とても重要な項目です。
結論から言うと、「鉄+ラバーのカバー」が一番おすすめです。
鉄のプレートは安い分、
床を傷つけやすく音もなりやすいので、
トレーニングの際やプレートの着脱の際に一々気にしないといけません。
その点ラバーで覆われていたらこれらの心配はありませんが、
その分ゴム特有の匂いが強烈です。
実際Amazonや楽天などでラバーコーティングの商品レビューを見てみると、
多くの人がゴムの匂いを理由に商品に低評価をつけているのが確認できます。
これはメーカーや個人差にもよるところは大きいとは思いますが。
しかし、ラバーのカバーの場合、
ラバーの割合が少ないのであまり匂いは気になりません。
実際、私自身気になったことはありませんしね。
というわけで、
床を傷つけず音も静か、そして匂いも気にならないので、
「鉄+ラバーのカバー 」をおすすめします。
ただデメリットとしては、カバーをつけるのが少し大変というのと、
開封後はラバーの油のヌルヌルが人によっては気になるかもしれません。
ちなみに中に砂が入っているタイプのものは、使ったことはありませんが、
どうやら中の砂が出てくることがあるらしいので、あまり評判は良くありません。
1.4.最大重量
ダンベルはプレートを複数付けて重量を調整しますが、
その最大重量のことですね。
20Kg(片手10Kg)、30Kg(片手15Kg)、40Kg(片手20Kg)、60Kg(片手30Kg)
などが一般的ですが、自分に合った重量を選択するのが大事です。
重量が重すぎるとプレートが余分になってしまいますが、
軽すぎると新たにプレートを買い足さないといけないので余計にお金がかかってしまいます。
ダンベルによってはプレートを追加購入できないものもあるので、
そういう場合は新たにダンベルを買い直さないといけません。
なので、長い目で見て重量は重めのものを購入するのをおすすめします。
それが筋トレの継続にも繋がりますしね。
はじめは女性は20Kg、男性は40Kgで十分の場合が多いですが、
人によっては女性が40Kg、男性60Kgのダンベルでもいいかもしれません。
1.5.拡張性(プレート追加の可否・バーベルとの併用)
最後にダンベルの拡張性です。
重量が物足りなくなった時、追加でプレートを買い足せるのか、
また、将来バーベルを始めるときに併用できるのか、
といったことです。
バーベルについてはともかく、
ダンベルのプレートが単品で販売されているのか、
新たにプレートを加えられるくらいシャフトに余裕があるのかなどは確認しておきましょう。
2.おすすめのダンベル
最後に以上の要素を考慮した上でおすすめのダンベルをご紹介します。
IROTEC(アイロテック)のダンベルです。
Amazonリンク:20Kg(10Kg×2)、30Kg(15Kg×2)、40Kg(20Kg×2)、60Kg(30Kg×2)
商品の詳細としては以下の通り。
- スクリュー式のシャフト
- プレートは鉄+ラバーのカバー
- 最大重量は20Kg(10Kg×2)、30Kg(15Kg×2)、40Kg(20Kg×2)、60Kg(30Kg×2)
- プレートの追加購入可能
- バーベルとの併用可能
私自身愛用しているダンベルですが、
今のところ特に不満はありません。
音はしないですし、フローリングで使っても床は傷はつきません。
ただ、カバーをプレートに付ける作業が思った以上に大変で、
かなり時間がかかった記憶があります。
気になったところはそれくらいですね。
バーベルのシャフトは160cm、180cm、200cmのものが販売されていますが、
ダンベルの直径と同じなのでプレートを併用することができます。
また、私は60Kg(30Kg×2)のダンベルを購入しましたが、
5Kgのプレートを4枚購入することでシャフトの重量込みで85Kg(42.5Kg×2)まで拡張することができます。
シャフトの長さ的にこれが限界です。
また、60Kgで販売されているダンベルはここまで拡張できますが、
他の20Kg、30Kg、40Kgのダンベルはシャフトの長さがこれより4cm短いので、
5Kgのプレートは片側3枚ずつしか付けられません。
そのため、拡張しても65Kg(32.5Kg×2)が最大となります。
■シャフトの長さ
- 60Kgダンベル:45cm
- 20~40Kgダンベル:41cm
では、IROTECのダンベルにする場合、重量はどれを選ぶべきか。
大抵の場合、
女性は20Kg、男性は40Kgで良いかなと思います。
筋トレをしたからといって、すぐに筋肉が付くわけではないので、
必要に感じたら追加のプレートを購入するという形で良いのかなと。
ただ、いつかは40Kg以上の重量が必要になると思われる場合は、
はじめから60Kgのダンベルを選ぶべきです。
その方が値段もお得ですし、
65Kg以上にも拡張できますしね。
ちなみに、40Kgのダンベルを60Kgに拡張するためには、
最初から60Kgのダンベルを購入するよりも3000円程高くなります。
まあ重めのダンベルを購入しても少しかさばるくらいなので、
あとは値段を考慮して判断しましょう。