油揚げは大豆食品のため健康に良い成分が含まれていますが、名前の通り油が多いというのが欠点です。
油揚げ1枚(20g)あたりのカロリーは77Kcalですが、そのうち油のカロリーは60Kcalで全体の約8割にもなります。
しかし、少しの手間でできる「油抜き」を行えば、油揚げのカロリーを30%も削減することができるのです。
今回は油揚げの油抜きの方法をご紹介します。
油揚げの油抜きの効果
油揚げは豆腐を油で揚げた食品なので、その成分は油(脂質)を多く含みます。
水分44%に次いで33%と成分の大部分を占めるのです。
そのため、これが調理の際の味付けやカロリー面での欠点に繋がります。
これを解消するのが油抜きです。
油抜きにより油をある程度取り除くことができるため、
2つの効果が期待できるのです。
- 味が染み込みやすくなる
- カロリーダウン
ちなみに油は40%程取り除くことができ、
カロリーに換算すると約30%のカロリーダウンに繋がります。
油揚げの油抜きの2つの方法
油揚げの油抜きには主に2つの方法があります。
- 電子レンジで加熱する(1分)
- 熱湯で茹でる(10分)
今回は両方の方法をご紹介しますが、
個人的には手っ取り早く行える電子レンジの方法をおすすめします。
【油抜きの方法1】電子レンジで加熱(1分)
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お皿の上にキッチンペーパーを置く。
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その上に油揚げを置いて包む。
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電子レンジ(500Wまたは600W)で30秒ほど加熱する。
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開いて表面の油をキッチンペーパーで拭き取る。
ちなみに、キッチンペーパーは油が染みるのでお皿の上に乗せていますが、
お皿の代わりにラップを使っても構いません。
また、電子レンジの油抜きの結果が以下の通り。
軽くなった5gの内、水分と油が半分ずつ減ったと仮定すると、
2.5gの油(約23Kcal)が取り除けたということになります。
元が18gで69Kcalの油揚げなので、約30%程カロリーを減らすことが確認できます。
18gの油揚げ(脂質5.9g、69Kcal)⇒13gの油揚げ(脂質3.4g、46Kcal)
【油抜きの方法2】熱湯で茹でる(10分)
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鍋でお湯を沸騰させる。
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熱湯で1分ほどゆでる。
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油揚げを取り出し、絞ったりキッチンペーパーで表面を拭き取るなどして水気を取る。
電子レンジよりも多く油を取り除けますが、
お湯を沸かすのに時間がかかるのがネックです。
電子レンジでも十分油は取り除けますしね。
また、油揚げを茹でずに表面に熱湯をかけるという方法もありますが、
お湯を沸かしたのなら茹でる方が効果的ですし、手軽さという点では電子レンジの方に分があります。
あとがき
以上、油揚げの油抜きの方法についてでした。
油揚げは一応は大豆食品なので健康や美容に効果的な成分が含まれていますが、
油の多さゆえにダイエット中には敬遠しがちです。
しかし、油抜きでカロリーを大幅に減らすことができるため、
ダイエット中でも気にせず食べることができます。
電子レンジで簡単かつ手軽に行えるので、是非お試しください。
ちなみに、油揚げの栄養についても詳しく解説しているのでぜひご覧ください。