栄養素

ビタミンAの効果と過剰摂取・不足の健康被害&多く含む食品

ビタミンAの効果と過剰摂取・不足の健康被害&多く含む食品ビタミンAの効果や、過剰摂取・不足時の健康被害、さらにビタミンAを多く含む食品についてまとめました。

ビタミンは五大栄養素なので、健康を保つ上で非常に重要になる栄養素の一つです。

ビタミンAは特に不足しがちな栄養素なので、この機会にビタミンAの重要性を知り、意識して摂取するように心がけましょう。

 

ビタミンAの効果

まず、ビタミンAの効果や重要な働きについて説明します。
主に以下の3つです。

・免疫力の向上
・アンチエイジング
・眼の機能に関わる作用

免疫力の向上

免疫力の向上

皮膚や粘膜などの上皮組織はビタミンAにより新しい細胞が作られ、
それにより健康な状態に保たれています。

皮膚や粘膜を正常な状態に保つことは、
免疫力の向上感染症の予防などにつながります。

アンチエイジング

アンチエイジング
抗酸化力を持ち、細胞を酸化させる有害な“活性酸素”を消去することで、
老化防止ガンの抑制生活習慣病の予防につながります。

眼の機能に関わる作用

眼の機能に関わる作用

ビタミンAは眼の網膜の成分“ロドプシン”の原料となります。

ロドプシンは目が光を感じるのに必要な成分のため、
ビタミンAが不足すると失明など、目に疾患が生じることもあります。

ビタミンAの摂取量の注意点

続いて、ビタミンAの摂取量についての注意点を説明します。

ビタミンAの不足

ビタミンAの不足により、
上述したビタミンAの作用が正常に機能しないため、以下の健康被害を生じます。
・細菌感染症
・角膜乾燥症
・夜盲症

ビタミンAの過剰摂取

ビタミンAは脂溶性ビタミンで、簡単に排出されず過剰分は肝臓で蓄積されるため、
過剰摂取により健康被害が生じます。
・頭痛
・吐き気
・脱毛
・筋肉痛
・脂肪肝
・奇形児出産のリスク

特に、問題視されているのが“妊婦”による過剰摂取です。
長期間の過剰摂取は絶対に控えましょう。

ビタミンAを多く含む食品

次にビタミンAを多く含む食品を紹介します。

その前に、基準として1日に必要なビタミンAは、
成人女性:650μg
成人男性:850μg

ビタミンAの上限量は、男性女性ともに2500μg

[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]■可食部100g当たりのビタミンA含有量
鶏レバー
:14000μg
豚レバー:13000μg
アナゴ:890μg
モロヘイヤ:840μg
にんじん:680μg[/deco_bg]

ビタミンAを効率的に摂取する方法

最後に、ビタミンAを効率的に摂取する方法をについてです。

ビタミンAの一種βカロテンは本来吸収されにくいのですが、
脂溶性ビタミンのため、油脂と一緒に調理することで吸収効率を上げることができます。

油で炒めたり、アーモンドをまぶすなどの工夫が考えられます。

著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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