牛肉は色んな料理に使われる食材で、私達の食卓には欠かせません。
しかしその一方で、脂肪分が多く高カロリーなのでダイエット中に食べるのははばかられると思います。
今回は牛肉料理の中でも定番とも言えるメニュー、ローストビーフについてカロリーを詳しく見ていきましょう。
目次
ローストビーフのカロリー
まずはローストビーフのカロリーについて見ていきましょう。
ローストビーフ1枚/1食分のカロリー
- ローストビーフ1枚(厚さ3mm、29g):56Kcal
- ローストビーフ1食分(160g):314Kcal
ローストビーフは1枚あたり約50Kcal程度、
1食分だと大体300Kcal強といったところです。
1枚ずつ切り分けて食べるため、
量やカロリーを調整しやすいのでダイエットのカロリー管理には便利な料理です。
しかし、このローストビーフのカロリーがどの程度なのかピンとこないと思うので、
他の牛肉の料理と比較してみましょう。
他の牛肉料理との比較
代表的な牛肉料理1食分のカロリーをまとめました。
- ローストビーフ1食分(160g):314Kcal
- ハンバーグ1個(227g):395Kcal
- ステーキ(207g):437Kcal
- ビーフカツ1人前(216g):716Kcal
こうしてみるとローストビーフは肉料理の中では低カロリーなのが分かりますね。
これは、“ローストビーフで使う牛もも肉が低脂肪”ということや、
“調理の過程で使う油が少ない”ということが理由として挙げられます。
ローストビーフはダイエット中でもOK?
牛肉は一般的に高カロリーなのでダイエット中はあまりおすすめできませんが、
ローストビーフは量さえ注意すれば問題ではありません。
その理由として2つのことが挙げられます。
理由1.牛肉料理の中では低カロリー
まず、前述したとおりですが、
ローストビーフは牛肉料理の中では比較的低カロリーです。
ダイエットにおいて痩せるかどうかはカロリーの収支によって決まるので、
やっぱりこのことが一番重要になります。
また、ダイエット中は我慢していても牛肉が食べたくなる事があると思うので、
そんな時に低カロリーかつカロリー管理が楽なローストビーフは重宝するのです。
理由2.重要な栄養素が豊富
そして2つ目の理由がローストビーフの栄養素にあります。
ローストビーフは健康や美容に重要な栄養素が豊富に含まれているのです。
- たんぱく質:三大栄養素の一つ。体の大部分を構成する成分で、全身の美容や健康、筋肉に関わる栄養素
- ビタミンB2:炭水化物、脂質、たんぱく質の代謝に関わるビタミン。皮膚や粘膜の健康維持の作用がある
- ビタミンB6:エネルギー生産や筋肉・血液の生成時に働いており、皮膚や粘膜の健康維持の作用がある。たんぱく質摂取量が多いほど必要量が増える
- ビタミンB12:葉酸とともに赤血球内のヘモグロビンの生成を助ける作用がある
- ナイアシン:エネルギー生産に関わる酵素を補助する働きがあり、皮膚や粘膜の健康維持の作用がある
- パントテン酸:エネルギー生産やコレステロール、ホルモン、免疫抗体の合成に関わるビタミン。皮膚や粘膜の健康維持の作用がある
- 鉄:赤血球をつくっているヘモグロビンの成分となる
特にたんぱく質やビタミンB群はダイエット中には不足しがちなので、
これらをしっかり補給することで健康的に痩せることができます。
あとがき
以上、ローストビーフのカロリーやダイエット中でも食べても問題ない理由について解説していきました。
ただ、誤解してはいけません。
「ローストビーフは積極的に食べるのがダイエットに良い」というわけではなく、
「どうしても牛肉が食べたくなったらローストビーフがおすすめ」という感じです。
ローストビーフが低脂肪な牛肉の部位といっても、
鶏むね肉やささみなどには敵いませんしね。
ちなみに、ダイエット中に摂るべき栄養素やおすすめの食品などについてもまとめているで、
ぜひご覧ください。