数ある筋トレ器具の中でも、初心者から上級者まで幅広い人に愛用されているのが“腹筋ローラー”です。
コンパクトなのでかさばりませんし、何よりレベルに応じたトレーニングができるため、筋力がついてきても常に腹筋の筋トレには欠かせない器具であり続けてくれます。
しかしそんな腹筋ローラーも多くのメーカーがいろんな商品を出しているため、どれを選べばいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回、私自身が実際に人気の商品7種類を購入して使用感などを比べてみました。
どれも似たようなものかと思っていたのですが、意外と各商品ごとに特徴があり、良い点・悪い点がはっきりしているものです。
腹筋ローラーを購入したいけどどれを購入しようか悩んでいるという人は是非参考にしてください。
目次
私が購入した7つ腹筋ローラーの概要
まず私が購入した7つの腹筋ローラーを紹介します。
※価格と評価は2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
ちなみに膝マットは膝を床について腹筋ローラーを行う際に、
膝の痛みを抑えるためのものです。
ただしタオルやクッションなどで代用できるので、そこまで重要ではないかなと思います。
ストッパー機能は、ローラーを前に押し出した時に体が伸びきる途中で止めてくれる機能です。
要は腹筋にかかる負荷を調整するための機能なので、
段階的にステップアップしていくのに重宝します。
では以上の7つの商品をランキング付けしていきます。
腹筋ローラーおすすめランキング
7位:腹筋ローラー 【進化版】 アブホイール
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
150のレビューがあり4.7という評価なのでこれだけ見ると一番良さそうに見えると思います。
実際に内臓のスプリングは画期的で、
伸ばした腕を引き戻す方向に力が働くため初心者でも安全にトレーニングを行えます。
はじめて立ちコロに挑戦する場合でも慎重に行えるため、
腰を痛めそうで怖くてもその恐怖心に打ち勝つことができるでしょう。
しかし良いところはこの機能だけ。
この商品単独で見たらそこまで悪くないのですが、
他の商品と比較すると悪いところがたくさん見つかります。
- 値段が高め
- サイズが大きい
- 重い
- 内臓のバネの「ガラガラ」という音がうるさい
- グリップが握りにくく手首に負担がかかる
などなど。
内臓のスプリングは機能面では素晴らしいのですが、
音が気になるというデメリットがあるのです。
騒音というほどではありませんが、
テレビを見ている隣でやられると少し気になる程度には音が鳴ります。
そして一番気になる点は『グリップ』です。
他の腹筋ローラーの場合グリップの口径が小さいため握り込むことができるのですが、
この商品は大きくて独特な形状のため、写真のように親指を引っ掛けるように握る必要があります。
この握りの何が行けないのかと言うと、
手首を伸ばした状態で固定できないためしっかり握れませんし、手首に負荷がかかってしまうのです。
言葉じゃ説明しにくいですが、イメージで何となく分かってもらえるかと思います。
ローラーを前に押し出した時、
手首が支点となって体重を支えるイメージです。
このグリップ一つだけでもランキング最下位に値します。
あと「傾かせて斜めにローリングすることで腹斜筋も鍛えられる」と宣伝されていますが、
この器具に限らず他の腹筋ローラーでも同様のことはできるのでこの商品の利点にはなりません。
6位:La-VIE Wモンスターマンローラー
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
この商品も決して悪くないのですが、
他の商品と比べると微妙です。
- 値段が高め
- 2つに分かれている必要性を感じない
- 大胸筋に効かせるトレーニングは無理がある
- 高さがないためプッシュアップバーとしての効果はあまり期待できない
- ストッパーが使いにくい
安い腹筋ローラーの2倍以上もしますが、
それに見合う価値があるとは思えません。
この商品は縦方向で腹筋、横方向で胸に効かせるトレーニングができるとのことですが、
後者のトレーニングは結構無理があるかと思います。
挑戦しようとしてすぐに「あ、これ物理的にだめなやつだ」と分かるでしょう。
どこに力をいれればいいのか分からないですし、少なくともこれで胸が鍛えられないだろうことは察せます。
そして通常の腹筋ローラーとして使う場合でも、
ストッパーが使いづらいので邪魔になってしまうでしょう。
ストッパーを作動させるには手首をひねる必要があるのですが、
本来腹筋ローラーは手首は伸ばして固定した状態で行うので、そこから手首をひねるのは苦労します。
そして何よりストッパーで止まったとしても、
その状態からローラーを手前に引きつけるのはかなり非合理的な動きになるのです。
体を支えつつ、グリップをバイクのアクセル方向に手首を回して、ローラーを引きつけるという動きです。
余裕を持って腹筋ローラーができるようなレベルじゃないとストッパーは使いこなせないのではないでしょうか。
それなら壁をストッパー代わりにした方が良いと思います。
手首を痛める危険性もないですしね。
ストッパーを使わなければ普通の腹筋ローラーと同様の性能は期待できますが、
値段を考慮したらこの順位になりました。
個人的にはオススメしません。
5位:La-VIE 腹筋ローラー ストッパー付き
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
これも先程とほぼ変わりません。
値段が安くてコンパクトなのは良いのですが、
ストッパー機能はむしろ邪魔になるのでオススメしません。
他に目立った機能もないのでこのくらいで次に行きましょう。
4位:Soomloom エクササイズローラー
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
一見シンプルで高評価なので無難に思えるこの商品ですが、
一点だけ欠点があります。
それは最下位の商品と同様『グリップ』です。
グリップの口径は小さく握りやすいのですが、
組み立て式のためグリップが安定しないのです。
左右のグリップが同期していないため握りしめるとグラグラしてしまいます。
この腹筋ローラーだけを使っていたら気にならないかと思いますが、
他のものと比較すると手首に余計に気を使わないといけないというイメージですね。
ただ組み立て式でかさばらないですし持ち運びがしやすいという利点もあります。
3位:TRS 腹筋ローラー【最新型三角構造】アブローラー
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
こちらも最下位の商品同様にローラーを引き戻す際のサポート機能が付いています。
値段が高めでサイズが大きく重いというデメリットも同様にありますが、
欠点としてはそれくらいですね。
こちらの腹筋ローラーはグリップが持ちやすく音もほとんどしないので、
最下位の商品の上位互換という印象を抱きました。
通常の腹筋ローラーでは体が支えきれずに潰れてしまうという人、
立ちコロが上手くできないという人、アシスト機能が気になる人はこちらの商品をオススメします。
2位:Soomloomエクササイズローラーブレーキ
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
この腹筋ローラーは特に大きなデメリット見当たりませんし、
ストッパーもきちんと機能するのでこの順位です。
ストッパーは壁で十分な気もしますが、
ストッパーにできそうな手頃な壁がないという人にはオススメ。
3輪や4輪が良いというわけもありませんし、
他に何かが優れているということもありませんが、
値段も安いですし後悔することはないかと思います。
1位:TOEI LIGHT XYSTUS スリムトレーナーTR
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
やっぱりシンプルイズベストということでこの腹筋ローラーが一位です。
最も軽く、値段も比較的お手頃。
グリップも静音性も問題ありません。
あといろんな商品を見て思いましたが、
腹筋ローラーに多くの機能は要りませんね。
ストッパーや膝マットは自宅にあるものでいくらでも代用できます。
3位のローラーを引き戻す際のアシスト機能は初心者には重宝するとは思いますが、
必須というほどではないかなと。
初心者でも壁をストッパーにして徐々に可動域を広げていくことで、
シンプルな腹筋ローラーで十分だと個人的には思っています。
あとがき
以上、腹筋ローラーのおすすめランキングでした。
腹筋ローラーの購入を考えている人はぜひ参考にしてください。
ちなみにローラーでフローリングが傷つくのが心配な人も多いと思いますが、
今回紹介したいずれの商品も床を傷つけない素材なので、問題ありません。
どうしても気になるという人は腹筋ローラーと一緒にヨガマットを購入するのをオススメします。
私自身こちらの商品を購入しましたが、
ダンベルがフローリングを傷つけないようにするためのマットにも使っています。
inFIT ヨガマット
※価格と評価は、2018年5月14日時点のAmazonの情報を参考にしています。
ちなみに腹筋ローラーの使い方についても詳しくまとめているので、
ぜひこちらもご覧ください。