朝食抜きのダイエット効果と脳の活動の低下について~太る・頭が働かないは本当?~

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朝食朝食抜きの是非についての記事です。

朝食を抜くことによって、「太る」と言われたり、「日中に頭が働かなくなる」と言われたり、あらゆる事が危惧されている傾向にあります。

これらのことは本当なのか、その真相について説明します。

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この記事は以下の順番で説明します。

  1. 朝食抜きによる3つの危惧
  2. 朝食抜きとダイエットの関係
  3. 朝食抜きと脳の活動の関係
  4. 朝食抜きと栄養の偏り
  5. まとめ

リンクをクリックすると飛ばすことが出来、好きなところを読めるのでご活用下さい。

朝食抜きによる3つの危惧

朝食抜きには主に3つ危惧されていることがある。

  • 朝食抜きは太る
  • 朝食を抜くと頭が働かない
  • 朝食を抜くと栄養が偏る

これら3つについて危惧されている理由と、実際にそれらは正しいのどうかを説明していきます。

朝食抜きとダイエットの関係

まず、朝食抜きとダイエットの関係についてお話します。

「朝食を抜くと太りやすいため、食べたくなくても食べるべき!」といわれる風潮ですが、
これの詳しい理由と、このことが本当かどうかを説明します。

朝食抜きが太ると言われている理由

朝食抜きが太ると言われている理由は主に以下の二つ。

  • 栄養を吸収しやすくなり、昼食や夕食から余計にカロリーを摂取していしまう
  • 逆にお腹が空き、結果的に間食や他の食事の量が増えてしまう

後者についてはそのままですが、前者については少し説明します。

人間は胃が空の状態が続くと、体に栄養を溜め込もうとするのです。

そのため、カロリーの消費を節約し(基礎代謝低下)、
食べ物からは多くカロリーを摂取しようとしてしまいます。

また、力士は太るために、
朝食を食べすに一日二食で過ごしています。

力士

…というのが朝食抜きが太る説の理由の一つです。

では、次にこれらが本当に正しいのかについてお話します。

朝食抜きは太るはホント?

まず、
「朝食を抜いたら基礎代謝が低下し、食事から摂取するカロリーが増えてしまう」
ということですが、これは誤りです。

確かに長期間カロリーを摂取しないでいると、
体が飢餓状態と思い込み、カロリーの消費を節約し、摂取カロリーを増やそうとします。

これは、ダイエットにおける“リバウンド”に関わるもので、
“ホメオスタシス”という機能によるものです。

人間には『ホメオスタシス(恒常性)』という機能が備わっており、生体の状態を一定に保つ機能である。これは体温を保ったり、体内のウイルスを撃退するのに役立つが、ダイエットにも関係があり、体重が減りすぎると体に異常が起きたとみなし、体重を増やそうとする。そのため消費カロリーを減らして摂取カロリーを増やすように働く。ダイエットにおいて起こるいわゆる『停滞期』や『リバウンド』はこれによる影響である。

ただし、これは長期間のダイエットで、何Kgという体重が減った時に働く機能であり、
たかが朝食を抜くだけで基礎代謝が減ったりするものではありません。

また、力士も太るために朝食を抜いているのではなく、
朝稽古のために朝食が取れないだけですし、間食もいっぱいしています。

これらのことは、以前「一日何食が一番痩せれるのか?」を説明した記事に詳しく書いています。
こちらです。一番痩せる食事回数は1日何食?

朝食抜きとダイエットの関係の結論

ダイエットにおいて「1日5食が痩せる」と言われたり、
最近では「1日1食が痩せる」と言われたりしますね。

提唱する説に説得力を持たせるために、
『基礎代謝がどうこう~』という曖昧な理論を展開することが多いですが、
ダイエットは実際はもっと単純です。

  • 『摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太る』
  • 『摂取カロリーが消費カロリーを下回れば痩せる』

結局はこれに帰結します。

「一日何食が1番痩せれるのか?」「朝食を抜いたら太るのか?」というような議論は、
結果的に摂取カロリーが減らせるかどうかを基準に考えればいいのです。

朝食を抜くことでお腹が空き、間食や食事が多くなってしまうのであれば、
当然朝食は抜いてはいけません。

しかし、これも人それぞれで、
朝食を抜くことで一日の食事の量を減らせることができるなら、
それで痩せることが出来るでしょう。

朝食抜きの考え方はそんな感じの考え方です。

朝食を抜くことで、不自然に太るということはないので、
「1日の食事量を減らして摂取カロリーを抑える」
という目的で朝食を抜くのは悪い考えではありません。

朝食抜きと脳の活動の関係

次は、朝食と日中の脳の活動の関係についてです。

「朝食は頭を働かせるためにしっかり食べるべき」という意見と、
「朝食を抜くほうが頭は働く」という意見があります。

これらについて詳しく調べてみました。

「朝食は頭を働かせるためにしっかり食べるべき」説

脳

「朝食を抜くと頭が働かない」というのは一般的に定説になっており、
私達自身、何となく潜在的にそのような意識が根付いていると思います。

脳のエネルギー源は100%ブドウ糖で、
炭水化物を摂取して血糖値を上げることで供給することができます。

そのため、朝食を食べないと低血糖状態となり、
脳があまり働かず、ぼーっとしやすくなるのです。

これは30年以上も前に『香川靖雄教授』らによって発表された、
「朝食抜きの学生ほど成績が悪かった」という趣旨の論文により広がったものです。

それに相反するのが以下の説です。

「朝食を抜くほうが頭は働く」説

「朝食を抜く方が頭が働く」という説にも色々な根拠が提唱されています。

  • 食後は眠気に襲われ脳のパフォーマンスが落ちる
  • 朝食を摂らなくても低血糖にはならない
  • 脂肪を消費してケトン体をエネルギー源とする

食後は眠気に襲われ脳のパフォーマンスが落ちる

眠気

食後は眠気を感じて脳が働かないということはよくあると思います。

これは、食事後に胃や腸などの消化器官が活発になり、
そこに血流が集中して脳に血液が行き渡らずに脳は酸素不足になってしまうからです。

そして結果的に眠気が襲ってきて頭が働かなくなります。

食事の消化には数時間かかり、それまでの時間この状態が続くので、
朝食を食べると午前中の勉学や仕事など頭を動かす作業の能率が低下してしまいます。

朝食を摂らなくても低血糖にはならない

「朝食を抜くと低血糖になってしまい、頭が働かなくなる」
という説に対して、実際に朝食を抜いた時の血糖値を調査した実験があります。

結果、朝食を抜いても低血糖にならず、
昼食前には、朝食をしっかり取った時と血糖値にほぼ差はありませんでした。

これは「朝食を抜いた方が頭が働く」ということではなく、
「朝食を抜いたからといって頭が働かなくなるというわけではない」ということです。

脂肪を消費してケトン体をエネルギー源とする

基本的に脳のエネルギー源はブドウ糖ですが、
ブドウ糖が枯渇した時には別の物質がエネルギー源となります。

それが“ケトン体”という、脂肪から生成される物質です。

「脳のエネルギー源はブドウ糖のみ」というのは誤りなので
朝食で十分糖質を摂取しないと頭が働かなくなるというのは間違いなんです。

ただ、これも「朝食を抜いた方が頭が働く」ということではなく、
「朝食を抜いたからといって頭が働かなくなるというわけではない」ということです。

朝食と脳の活動の関係の結論

朝食と日中の脳の活動の関係に関して、
肯定的な意見と否定的な意見を紹介しました。

朝食抜きに肯定的な意見を詳しく挙げましたが、
脳の研究者の間では朝食抜きに否定的な考えの方が有力みたいです。

このように、このことは専門家の間でも大きく意見が別れており、
はっきりとした答えが出ていません。

論争

なので、1番正しいのが『人それぞれ』ではないでしょうか?

実際に朝食抜きだとやる気が出なかったり目が覚めないという人がいれば、
朝食抜きの方がよく頭が働き仕事の能率が上がったという人もいます。

恐らく、個人の“体質”“生活スタイル”によって、合う合わないがあるんだと思います。

理論的には甲乙つけがたいので、
実際に数週間というスパンでどっちが自分には合っているのかを検証してみるのもいいでしょうね。

ちなみに私は、基本朝食は食べますが、
朝食を抜いても全く支障はないので、このことに関しては朝食抜きに肯定的な考えです。

朝食を抜くと栄養が偏る

続いて、「朝食を抜くと栄養が偏りやすくなる」ということについてです。

まぁこれは朝食に限った話ではありません。

私達は一日で摂取すべき栄養素は多く、
そのため幅広い食品で補わないといけません。

しかし、食事の回数が減ることで、
ひと品当たりの量が増え、逆に食品の数やカバーできる栄養素は減ってしまいます。

食事の回数を減らすなら、
その分だけ一食の食品の数を増やさないといけないのです。

これに関しては、

  • 1日2食でもきちんと栄養を考えて食事をしている人
  • 1日3食でも同じようなものばかり食べていて栄養は全く考えていない人

などの人にとっては、2食による栄養バランスの偏りは関係ありませんね。

まとめ

最後に、3つの議題について結論をまとめます。

■朝食抜きは太る?
朝食抜きで食事量(摂取カロリー)が増えれば太り、食事量が減れば痩せれる。

■朝食抜きで頭が働かなくなる?
専門家の間でも意見が別れており、恐らく今後もはっきりした答えは出ない。これは人それぞれ個人差がありそうなので、自分で試すのが1番手っ取り早い。

■朝食抜きで栄養が偏る?
朝食を抜くことで1日に当たり食べる食品が減ると摂取できない栄養素が出てきて栄養が偏る可能性が高い。朝食を抜くなら栄養をより気をつける必要がある。

あとがき

以上、朝食抜きによる影響についてでした。

今回は曖昧な結論になってしまいまったものが多かったですが、
客観的な結論を下すために、あらゆる角度からの意見を取り上げた結果です。

朝食を食べないことで、お腹が減って朝食以上に高カロリーな間食をしてしまう人もいれば、
仕事で忙しく間食の時間すら取れない人もいます。

また、深夜過ぎに油こってりで消化に悪いラーメンを食べる人もいれば、
毎日きっちり午後6時に食事を終える人もいます。

これらの人が、太るか否か、日中頭が働くか否かは、
朝食を取るか取らないかだけで到底決まるものではありません。

やはり、その人にあったスタイルがあるといえるでしょう。

次回、「朝食の主食は、ご飯・パン・シリアルのうち、どれが1番か?」
ということをお話します。

是非御覧ください。
理想的な朝食メニュー!主食はご飯かパンかシリアルか?
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