ダイエット法

10Kg以上痩せる最も楽で理想的な体重の落とし方

10Kg以上痩せる最も楽で理想的な脂肪の落とし方ダイエットに関するテレビ番組や雑誌などでよく10Kg以上痩せた人が取り上げられることがあります。

そんな人達は「特別な事をしている」、「自分とは違った存在」だと思っていませんか?

しかし、10Kgものダイエットでも、正しい方法と心構えにより誰でも実現可能です。

今回、10Kg以上痩せるためのポイントやダイエットの本質などについてお話していきます。

10Kg以上痩せるポイントは『長期間』と『習慣化』

まず、結論から述べましょう。

10Kg以上のダイエットをする時にポイントとなるのは、
『1年程度の“長期間”を想定して“習慣化”できる事を行う』
ということです。

つまり、

  • 長期間
  • 習慣化

この2点が重要なのです。

では、順番に詳しく説明していきましょう。

長期間ダイエットを薦める理由

ダイエットをする多くの人は、
「一週間で2Kg」や「一ヶ月で5Kg」など、
短期間で大きな成果を得ようとします。

しかし、短期間ダイエットには多くの弊害、デメリットがあるのです。

短期間ダイエットのデメリット

短期間ダイエットには主に以下のデメリットがあります。

  • 苦痛を伴う
  • 健康や美容を損なうリスクが高い
  • 筋肉が落ちやすい
  • リバウンドする可能性が極めて高い
  • 痩せても体型の維持はほぼ不可能

苦痛を伴う

苦痛を伴う

短期間で痩せるためにはあらゆる欲求を我慢し、
常にストイックでいるのが必要なため、多くの苦痛を伴います。

そのため短期的な目標でも挫折しやすいのです。

例えば、1ヶ月で5Kg痩せるのを目標とする場合を考えましょう。

どれくらいきつい思いをしないといけないのでしょうか?

これは以下のような計算で求めることが出来ます。

脂肪1Kg=7200Kcal
5Kg痩せる=7200Kcal/Kg×5Kg=36000Kcal
1ヶ月で達成する=36000Kcal÷30日=1200Kcal

つまり、1日“1200Kcal”余計にカロリーを消費しないといけないのです。

最も効率的な有酸素運動である『ランニング』だけで1200Kcal消費するには、
20Km程走らないといけません。

また、1200Kcalを白米に換算すると、お茶碗約5杯分にもなります。

健康や美容を損なうリスクが高い

健康や美容を損なうリスクが高い

運動により短期間で大きく痩せるのはほぼ不可能なので、
短期間ダイエットは食事制限がメインとなります。

すると、健康や美容を保つのに必要な栄養素、
特にタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが十分に摂取できません。

そのため、
風邪など病気にかかりやすく、肌や髪がボロボロになりやすいのです。

筋肉が落ちやすい

筋肉が落ちやすい

食事制限メインの短期間ダイエットは、
筋肉が落ちやすく、そのため体重が減っても逆に見栄えの悪い体型になってしまうこともあります。

引き締まったスリムな体型にするためには、
ある程度筋肉が必要なのです。

リバウンドする可能性が極めて高い

リバウンドする可能性が極めて高い

短期間に急激に痩せるとリバウンドのリスクが大幅に高まります。

これは「ダイエットのきつさのあまり精神的な反動」ということではなく、
きちんとした科学的な原因によるものです。

人は、短期間で体重が著しく減少すると体が「飢餓状態」と勘違いして、
食べ物からの摂取カロリーを増やして消費カロリーを節約しようとします。

これがダイエットにおけるリバウンドにつながるのです。

具体的には、
1ヶ月で体重が5%減るとこの状態になります。

習慣化できるものではない

短期間ダイエットにおける食事制限は、1ヶ月程度は無理して続けられても、
その後、習慣化出来るようなものではありません。

つまり、一度体重を落としても、
目標を達成したら元の食生活に戻るので体型を維持できないのです。

これは前述したリバウンドによる影響もあり、
太りやすい状態で食事の量を元に戻すということなので、
簡単に落ちた体重が元に戻ってしまいます。

長期間ダイエットのデメリット

以上が短期間ダイエットのデメリットです。

では、次に今回の主題である、
『1年程を視野に入れた長期間ダイエット』
について考えていきましょう。

長期間ダイエットのデメリットは、
“時間がかかる”ということくらいです。

短期間ダイエットのようなデメリットはなく、
健康的で楽に体重を落とすことができるのです。

例えば「1年で10Kg痩せました」と聞くとすごく大変のように思えますが、
実はそこまで大したことはありません。

1ヶ月に換算するとわずか“833g”のダイエットで、
1日約200Kcalだけ余計にカロリーを消費すればいいのです。

毎日間食でお菓子やデザートを食べている人は、
これを辞めるだけで十分達成できます。

ジョギングだと毎日4Km程度、
時間にすると20分~30分程です。

これだけで1年間で10Kgもの脂肪を、
健康的でリバウンドせずに落とすことが出来るのです。

習慣にできるダイエットを選ぶ

さて、10Kg以上痩せるポイントの二つ目、『習慣化』についてです。

例えば短期間ダイエットの場合は、
ダイエット期間中だけ無理すればよいですが、
10Kg以上痩せるにはそういうわけにはいきません。

1年もの期間ずっと続けなければいけないので、
いかに無理せず行えるかが重要になります。

「これを一年間続けられるだろうか?」
という風に、習慣化出来るかどうかという視点で、
ダイエットを選ぶ必要があるのです。

このことはそんなに難しく考える必要はなく、
自分が楽に感じる方法で毎日数百Kcal程、
食事の摂取を制限したり、運動などで消費すればいいのです。

例えば、以下のようなことが挙げられます。

  • 間食の習慣を辞める
  • 毎日20分~30分走る
  • 毎食の白米の量を少し減らす
  • 通勤を徒歩や自転車に切り替える

ただしこれは、
現時点で摂取カロリーと消費カロリーがほぼ釣り合っている人を想定しています。

摂取カロリーが消費カロリーよりも300Kcal多い人が、
300Kcalの間食をしなくなった所で痩せることは当然出来ません。

あとがき

以上、10Kg以上痩せるためのポイントでした。

ダイエットは一瞬だけ痩せるのではなく、
ずっと痩せた状態を維持し続けることが望ましいですよね。

そのためには、
日々の習慣を無理なく変えることが必要不可欠です。

「どうやったら楽に200Kcalの食事制限or運動を出来るのか」
ということを考えて下さい。

また、今回は長期間のダイエットについてのお話でしたが、
どうしても短期間で痩せたいという人向けに、
私が2週間で5~6Kg減量していた時の事を記事にしました。

是非こちらをご覧ください。
運動せずに即5kg痩せる!短期間ダイエットの方法
運動せずに2週間で5kg痩せる!短期間ダイエットの方法

著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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