食事法

バナナダイエットの方法と効果|朝と夜どちらが痩せるのか?

バナナダイエットの方法と効果|朝と夜どちらが良いのか?

バナナダイエットは2008年に流行った「朝バナナダイエット」と新しく提唱された「夜バナナダイエット」の2種類が主流となっています。

今回はこの2種類のダイエットの方法と、本当に痩せるのかその効果についての説明です。

度々話題になるダイエットはいくつもありますが、バナナダイエットは比較的真っ当なダイエットなので是非参考にしてもらえたらなと思います。

バナナダイエットとは?

まず「朝バナナダイエット」「夜バナナダイエット」の方法と、
そのダイエットの痩せる原理、目的などを説明します。

朝バナナダイエットの方法と原理

  • 方法:朝食をバナナ1、2本で済ませる
  • 痩せる原理:朝食の摂取カロリー減

朝に通常の食事の代わりにバナナ1、2本で済ませるダイエットです。
それ以外の昼食、夕食は普段通りの食事をとります。

そうすることで、通常の朝食よりも摂取カロリーが抑えられます。

また、バナナは比較的カロリーが低い割に、ビタミン、ミネラルが豊富なので、
健康や生活に支障をきたすことなくダイエットできるというのが狙いのダイエットです。

例えば、朝食に「味噌汁+卵かけごはん+ヨーグルト」を食べて500Kcal摂取している場合、
バナナ2本(約150Kcal)に変えると、それだけで1日350Kcalも節制したことになるのです。

150Kcal-500Kcal=-350Kcal

これを毎日続けていたら、
単純計算で1ヶ月で1.5Kgの減量効果が見込めます。

この朝バナナダイエットは2008年に一度流行り、
当時はスーパーからバナナがなくなるという社会現象にもなっていましたね。

夜バナナダイエットの方法と狙い

  • 方法:夕食の30分前にバナナ2本と水200mlを飲む
  • 痩せる原理:夕食の量を抑える

夕食の前にバナナを2本と水200mlをとって、
夕食の量を抑えるダイエットです。

朝食、昼食は普段通りに食べます。

通常、夕食は3食の中で最もカロリーを余計に摂取する傾向にあるので、
それを抑えるのはダイエットにおいて非常に有効です。

そしてこのダイエットのポイントとしては、
“30分おいてから夕食を食べる”というところにあります。

通常、食事を始めてから30分以内というのは血糖値が上る前なので、
十分食欲が満たすことができません。

これは早食いの人が食べ過ぎてしまう理由ですね。

夜バナナダイエットは、夕食の前に糖質が豊富なバナナを食べることで、
夕食時には血糖値が上がった状態にして“食欲があまり感じないようにすること”ができるのです。

バナナダイエットは痩せるのか?

ではこの2つのバナナダイエットについて、
実践したら痩せることができるのかを考えていきましょう。

朝バナナダイエットについて

朝バナナダイエットは2008年に流行したので、古いダイエットという印象があったり、
もしくは「色物」という印象があるかもしれません。

しかし、実際には合理的でまっとうなダイエットだと個人的には思っています。

以前の記事にも書きましたが、
バナナは吸収速度の異なる糖が複数含まれておりエネルギーが長時間持続するため、
朝に食べるのはエネルギー補給の観点でとても意味があるのです。

バナナの栄養とカロリー|朝バナナには凄い効果があった!

ダイエットとは直接的な関係は薄いですが、
快便の効果が期待できるの嬉しいポイントですね。

ただし、十分な朝食をとらなければその分お腹が空くのは当然なので、
それに伴い間食をしたり昼食、夕食の量を増やしてしまったら意味がありません。

朝食のカロリーを抑えて他の食事を変えなければ確実に痩せるので、
重要なのは朝食のバナナではなく、他の食事ですね。

また、バナナの栄養が豊富だとしても、
きちんとした朝食には著しく劣ります。

特にダイエット中の肝となる栄養素“たんぱく質”が摂取できないので、
昼食、夕食ではカロリーをきちんととるように心がけましょう。

たんぱく質を摂取しないと、
例え脂肪が落ちたとしても、筋肉も減ってしまい、かえってみすぼらしい体になってしまいます。

夜バナナダイエットについて

一般的に人は夜に過剰に食事をとってしまう傾向にあるので、
夕食の量を抑える夜バナナダイエットも非常に効果的なダイエットだと思います。

「朝食はしっかり食べないと日中の仕事、勉強に支障がでてしまう」
という人も多いので、朝食、昼食を変えないこのダイエットはそんな人にぴったりです。

しかし、このダイエットは夕食の量を減らすことが目的なので、
バナナを食べてなおかつ今までと同じ量の夕食を食べていたら逆に太ってしまいます。

あらかじめ少なめの夕食を作っておいたり、
残しても保存して翌日食べれるものなどにするといいでしょう。

結論

結局のところ、1日の食事量(摂取カロリー)が減らせれば痩せます。

朝や夜にバナナを食べること自体に痩せるための特別な意味があるわけではなく、
そうすることで合理的に1日の食事量を減らすことができるというダイエットです。

ここを履き違えてはいけません。

朝バナナダイエット、夜バナナダイエット、それぞれ実践する際は、
普段の食事量(できれば摂取カロリー)を把握してからにしましょう。

そうすることで、それぞれのダイエットを実践した時のカロリーと比較して、
きちんと食事量、カロリーが減らせていること確認できます。

バナナダイエットを実践しようかどうか迷っている場合、
とりあえず明日1日だけ実践してみてください。

そして
「無理なくカロリーが食事量が減らせているか」
「日常生活に支障がないか」
などを確認してみるといいでしょう。

朝と夜どちらを実践するかは、人それぞれの生活習慣などによって向き不向きがあるので、
より楽にカロリーが減らせる方を行うのをおすすめします。

あとがき

以上、バナナダイエットの方法と効果についてでした。

朝バナナダイエットも夜バナナダイエットも、
無理なく程よい食事制限ができるので、割りと真っ当なダイエットです。

健康被害や日常生活の支障、リバウンドなどリスクも低いですしね。

是非参考にして頂ければなと思います。

また、バナナの栄養素や効果などについては詳しくまとめているので、
こちらもご覧頂ければ幸いです。

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著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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