ダイエットの基礎知識

モチベーションが続かない人必見!やる気に関係なくダイエットで成功するためのポイント

ダイエットで挫折する原因として「モチベーションが続かない」ということを挙げる人は多いと思います。

しかし、そもそもの原因はモチベーション云々ではなく、モチベーションによって左右されるダイエットの手法に問題があると私は考えています。

今までダイエットが続かなかった人でも痩せられる具体的な方法についてご紹介するので、是非参考にして下さい。

Q「ダイエットのモチベーションが続きません」

ダイエットのモチベーションが保てず、すぐに挫折してしまいます。モチベーションを上げる方法はありませんか?

ダイエットのモチベーションが続かない。
モチベーションを上げる方法を知りたい。

このような悩み、質問を頂いたので、
それにお答えします。

回答は以下のとおりです。

モチベーションに依存するダイエットをするから、ふとしたきっかけでモチベーションが低下した時に挫折してしまうのです。

モチベーションに依存しないダイエットを行いましょう。

ダイエットに“モチベーション”という言葉が出て来る時点で、
ダイエットにおける考えを改めるべきだと私は考えます。

ダイエットはモチベーションに左右されてはいけない

テレビや雑誌でダイエットを成功した人を見たり、
自分が成功する姿を想像するとモチベーションが上がるものです。

そして、張り切ってダイエットをします。

しかし、自分の想像するような成果が出ず、
次第にモチベーションが下がりダイエットに挫折する。

これがダイエットで挫折する人の典型例です。

これの何がいけないのかというと、
モチベーションに依存したダイエットをしているからです。

モチベーションが上がったから頑張る、モチベーションが下がったから怠けるというように、
自分の気持ちで左右されるようなダイエットだと、ふとしたきっかけで挫折してしまいます。

何故なら、ダイエットというのは一朝一夕でなんとかなるものではなく、
長期間のカロリーコントロールが必要だからです。

長期間モチベーションを高いままでいるなんて不可能ですよね。

大抵の人は簡単に痩せるのを期待する分、
実際には思ったように体重が変化せず、モチベーションが下がってしまいます。

また、一旦落ちた体重も油断したらすぐにもとに戻ったりもするので、
ダイエットにはモチベーションの低下がつきものなのです。

なので、モチベーションが下がっても、あらかじめ決めたカロリーを摂取(消費)し、
逆にモチベーションが上がったときでも、あらかじめ決めたカロリーを摂取(消費)する
というのが重要なのです。

モチベーションが高い時に頑張るのは良いことのように思えますが、
「昨日頑張ったから今日は少し楽をしよう」というように、
次の日怠けることへの免罪符になってしまいがちです。

“やる気がある日も張り切らない”というのも、
ダイエットで挫折しないためには大事なのです。

モチベーションに依存しないダイエットとは?

では具体的にどういうダイエットをすれば良いのか?

ここまでの理論がなんとなく理解できたとしても、
“モチベーションに依存しないダイエット”というのがどういうものか、
イマイチつかめていない人も多いかと思います。

モチベーションに依存しないダイエットとは、
いわゆる“習慣化”ですね。

例えば、普通の人は毎日歯磨きをしますが、
それはモチベーションが高いから行うのではなく、
当たり前の行為ですし、習慣だから行うのです。

歯磨きのように当たり前の習慣のように思えるダイエットが理想的ということです。
ダイエットというよりも、生活習慣の改善という方が近いですね。

そのためのポイントを挙げるなら以下の2点です。

  1. あらかじめ行うダイエットを決めて、それを淡々とこなす
  2. 大きな変化を取り入れない

1.あらかじめ行うダイエットのルールを決めて、それを淡々とこなす

モチベーションに左右される人というのは、
自分が行うダイエット、摂取する食事量、運動量など、その日の気分で決定しがちです。

なので、あらかじめこれらを決めておき、
モチベーションに関係なくこれを厳守しましょう。

ダイエットにはいろいろな方法がありますが、
結局は摂取カロリーと消費カロリーによって体重が変化します。

ただ淡々と『摂取カロリー<消費カロリー』を維持するだけでいいのです。

例えば、1日の摂取カロリーを300Kcal減らすか、または1日に300Kcal分の運動をするだけで
1ヶ月で1.25Kg痩せることができます。

このことを理解して、毎日行うダイエットを決めておけばいいだけです。

「3食の主食を1/3ずつ減らす」
「1日30分のランニングをする」
「カロリーを徹底管理し、常に摂取カロリーを-300Kcalで保つ」
など。

決めたことを毎日続けていればそれが当たり前のことになり、習慣化することができるのです。

2.大きな変化を取り入れない

そして二つ目のポイントが大きな変化を取り入れないということ。

モチベーションが高い時にダイエットのルールを定めると、
「毎日1時間走る」
「摂取カロリーを1000Kcal減らす」
「1食抜く」
など、生活を急に大きく変化させることになります。

モチベーションが高いときだからこそ、これらができるのであり、
いきなりこれらを習慣化させることなんて不可能です。

また、運動はともかく食事制限を過酷なものにすると、
脂肪よりも筋肉が落ちやすいですし、健康や美容、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

リバウンドのリスク当然高くなりますしね。

ダイエットは長期間で緩やかに痩せるのが理想的なので、
大きな変化は必要ありません。

「毎日運動する習慣をつける」
「毎日の通勤で1駅分歩くようにする」
「野菜を増やす分、主食を減らす」

というように、少しだけ生活習慣を変化させるだけでいいのです。

習慣化するためにも、真っ当なダイエットのためにも、
ほんの少しのルールを自分に課してみましょう。

それがモチベーションに依存しないダイエットです。

あとがき

ダイエットはモチベーションに依存しないのが大事ということでした。

これは他のどんな分野でも同様のことが言えると思います。

志望校合格を目標とした勉強のモチベーション。
大会優勝を目標としたスポーツのモチベーション。
業績アップを目標とした仕事のモチベーション。

人はどんな分野で成果を出すにしても、目標に近づくための努力が必要で、
その努力を続けるのにモチベーションが大事だと考える人は多いと思います。

しかし、一流の人ほどモチベーションには依存しません。

モチベーションが低いからといって歩みを止めることはありませんし、
逆にモチベーションが高くてもいつもと違うことはしません。

どんな日でも常に一定の研鑽を積み、
同じ歩幅で淡々と目標への道を歩んでいきます。

モチベーションを常に高い状態で保てる人なんて絶対にいません。

やる気に満ち溢れている日もあれば、
嫌なことが合ったり体調が良くなかったりしてやる気がでない日もあるでしょう。

モチベーションが低い時にモチベーションを高めようとするのではなく、
モチベーションに関係なく淡々とこなすことが大事ということです。

さて今回の記事に関連して、
より具体的なダイエット法については以下の記事が役立つと思うので、是非参考にして下さい。

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著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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