ゆで卵の殻を剥く際、毎回イライラしている人は多いのではないでしょうか。
普通に殻を剥いていたら、薄皮がうまく剥がれなかったり、白身がボロボロになってしまったりしますからね。
しかし、そんなイライラの元のゆで卵の殻も、少しの手間で解決し、ツルンと剥くことができるようになるのです。
今回、ゆで卵の殻が簡単かつきれに剥けるようになる裏技をご紹介します。
目次
剥きにくいゆで卵の殻も一工夫であっさり解決
普通に調理したゆで卵は普通に殻を剥こうとしても中々剥がれません。
薄皮が白身にくっついているため、
慎重に少しずつ剥いていかないといけません。
一気に剥こうとすれば白身が薄皮についてきてしまい、
ゆで卵の表面はボロボロになってしまいます。
下のように、殻を細かくチマチマ剥いでいき、白身を少しずつ剥いていき、
という作業をしないといけないのでイライラが募りますね。
このようにやっかいなゆで卵の殻ですが、
少し工夫するだけで下のようにツルンと一瞬で剥けるようになるのです。
ゆで卵の殻をきれいに剥くためのポイント
では、ゆで卵の殻をきれいに剥く方法について3つご紹介します。
- 茹でる前に卵の殻に小さな穴を開けておく
- ゆで卵を押し付けて殻に細かくしておく
- 容器に水と一緒に入れて振る
1.茹でる前に卵の殻に小さな穴を開けておく
ゆで卵の殻をきれいに剥くのに一番大事なポイントは、
茹でる前にあります。
卵の膨らんでいるお尻の部分に穴を空けます。
一般的なのは画鋲で穴を開ける方法です。
面倒くさい場合は卵を割るのと同じ要領でお尻をテーブルにぶつけてヒビを入れます。
わずか数秒ほどの手間です。
初めてやる時は白身が出てしまうんじゃないかと心配になるかもしれませんが、
思い切りやっても問題ありません。
卵のお尻に部分には二酸化炭素が溜まっている気室があるため、
画鋲を通しても、お尻の部分にヒビが入っても、白身に到達することはないのです。
正直、これさえやっておけば薄皮が白身にくっつくことはほぼないので、
これだけ覚えておけば問題ないかと思います。
■何故穴を空けると殻がきれいに剥けるのか
そもそもゆで卵の殻が剥きにくくなるのは、
卵のお尻の部分に溜まっている二酸化炭素が原因です。
卵を茹でると二酸化炭素が膨張し、
白身が薄皮に押し付けられてくっついてしまいます。
なので、
あらかじめ卵のお尻の部分に穴を空けて二酸化炭素が出られるようにすれば、
白身に薄皮がひっつかないので剥きやすくなるのです。
茹で上がるとこのように凹んでいた部分が元に戻ってヒビだけが入った状態になります。
あとはこれを普通に剥くだけで殻と一緒に薄皮が剥けていきます。
薄皮が白身とくっついておらず抵抗がないので、
一気に剥くことができるのです。
普通に作ったゆでたまごと殻の大きさを比べるとぜんぜん違うのが分かりますね。
↓卵のお尻にヒビを入れて作ったゆで卵
↓普通に作ったゆで卵
2.ゆで卵を押し付けて殻に細かくしておく
続いてさらにゆで卵をきれいに剥く方法についてです。
茹で上がった卵を軽くヒビを入れ、
そこから机やお皿などに卵を押し付けて卵全体にヒビを入れます。
この状態で殻を剥いていくと薄皮と殻が自然と一緒に剥がれていくので、
より簡単かつきれいに剥くことができます。
ただ、剥いた後は白身に殻が付きやすいので水で流しましょう。
3.容器に水と一緒に入れて振る
さらにきれいに剥くことができるのがこの方法です。
容器に水とゆで卵を入れ、
これを振り、殻が少し剥がれてきたら卵を容器から取り出して殻を剥きます。
このようにツルンと気持ちよく殻が取れます。
今回は分かりやすさ重視のためビンに入れて振りましたが、
下のようにコップに入れて手で抑える方法のほうが楽なのでおすすめです。
あとがき
以上、ゆで卵の殻をきれいに剥く方法についてでした。
基本的に茹でる前に穴を空けてさえおけば剥きにくくなることはないので、
これだけでも覚えてもらえたらなと思います。
他にもきれいに剥く方法を試しましたが、
これが一番効果的でしたからね。
ちなみに、ゆで卵はやや高カロリーですが、
それを補って余りあるくらい栄養が豊富で健康や美容に良い効果があります。
これについて詳しくまとめているのでぜひこちらもご覧ください。