スロージョギングの効果に関する記事です。
様々な効果が期待できるということで最近話題を読んでいます。
今回、その効果について見ていき、「普通のジョギングとの違い」、「スロージョギングがどんな人におすすめか?」などを説明していきます。
スロージョギングとは?
スロージョギングとは、
『ウォーキングくらいのゆっくりな速度で行うジョギング』を指します。
このスロージョギングは、
福岡大学スポーツ科学部の田中宏暁教授によって「ダイエット・健康に効果的」と提唱されました。
それがテレビや雑誌などに掲載されることで話題になったのです。
今回は、スロージョギングの効果について、
「普通のジョギングとどう違うのか?」
「どんな人におすすめか?」
ということを詳しく見ていきます。
スロージョギングの効果
スロージョギングには様々な効果があるのですが、
「普通のジョギングで得られる効果とどう違うのか?」
と聞かれると、
「基本、普通のジョギングと効果は同じ。」
という回答になります。
スロージョギングはウォーキングとジョギングの中間にあたる運動です。
ウォーキングは消費カロリーが少ないけど負荷が軽く、
ジョギングは消費カロリーが多いけど負荷が重い。
そして、消費カロリーや負荷がそれぞれ程々の運動がスロージョギングです。
ウォーキングやジョギングと比べて特別に優れているというわけではないのです。
スロージョギングのデメリット
一見メリットが多いように思われますが、
デメリットも十分にあります。
それは“ダイエット効率が悪い”ということです。
スロージョギングは体を上下させるので、
ウォーキングよりも消費カロリーが1.6倍多いと言われていますが、
それでも通常のジョギングには大きく劣ります。
もしもスロージョギングを長時間楽に行えるようであれば、
普通にジョギングを行う方が高い効果が見込めます。
他のサイトや、メディアの情報によると、
「ウォーキングの1.6倍の消費カロリー」
みたいな感じでダイエット効果について強調されていますが、
冷静に考えると消費カロリー自体は結構低いです。
ウォーキングと比較するから高く感じるのです。
ジョギングの消費カロリーの目安は以下の計算式の通り。
体重(㎏)×距離(㎞)=消費エネルギー(kcal)
そして、ジョギングとスロージョギングの速度はそれぞれ以下が目安です。
- ジョギング:時速8~10km
- スロージョギング:時速4km
単純計算だと、スロージョギングのカロリー消費効率は通常のジョギングの半分未満なのです。
同じ時間運動に当てたとしても、
落ちる脂肪は半分未満ということです。
スロージョギングは、
疲れにくく負担が少ないというメリットがあります。
しかし、特に普通のジョギングでもそこまで負担にならないという場合、
わざわざスピードを落としてスロージョギングをするメリットはありません。
こんな人におすすめ
少し批判的になってしまいましたが、
このスロージョギングが全くおすすめできないというわけではありません。
主に以下の人におすすめです。
- 高齢者
- 運動が苦手な人
- 体力に自信がない人
- 膝や腰が悪い人
「ジョギングはきつい」
という理由で運動を諦めている人にとっては、
運動をする“きっかけ”になるので非常にお勧めです。
ダイエットの効率を求めるのなら、
徐々にスピードを上げるといいでしょう。
あとがき
以上、スロージョギングの効果でした。
誰にでもおすすめの運動というわけではありませんが、
人によっては取り組みやすくダイエットに重宝するのではないでしょうか。
他にも『スロージョギングの具体的な方法』についても詳しく解説しているので、
ぜひこちらもご覧ください。