朝食でおかずとして食べられたり、寿司やおにぎりといった日本ならではの和食には欠かせない食材でもある海苔について。
ひじきやワカメなどと同じ海藻類ということもあって栄養が豊富というイメージがあるのではないでしょうか。
そこで今回、海苔のカロリーや栄養について詳しく解説していきます。
海苔のカロリー
まずは海苔のカロリーについて見ていきましょう。
種類ごとの海苔のカロリー
海苔には色んな種類がありますが、
各種のりのカロリーをまとめると以下のとおりです。
- 味付けのり1袋(3g):5Kcal
- 海苔の佃煮小さじ1(7g):5Kcal
- 韓国のり1袋(4g):23Kcal
一般的な味付けのりや海苔の佃煮は1食分で5~10Kcal程度と極めて低カロリーなので、
どれだけ食べても太ることはないでしょう。
ただ、韓国のりはごま油が使われているため他と比べると高カロリーですし、
塩分も多めなので食べ過ぎには注意が必要です。
他のおかずとのカロリー比較
海苔といえば朝食のおかずとして食べられることが多いですが、
その他の朝食のおかずの定番の食品とカロリーを比較してみましょう。
- 味付けのり1袋(3g):5Kcal
- ふりかけ1食分(2.5g):11Kcal
- 卵1個(60g):90Kcal
- 納豆1パック(50g):100Kcal
- 塩サバ1切れ(60g):175Kcal
当然に思うかもしれませんが、
海苔は1食で大量に食べるものでもないので
他のおかず1食分と比べるとカロリーは大幅に低くなります。
ただ、のりは他のおかずで摂れる“たんぱく質”などの重要な栄養素が摂れないので、
ダイエットにおいても一概に良いとは言い切れません。
痩せるためにはカロリーを減らすのが重要なのは間違いありませんが、
それなら食事の量を減らすだけでも達成できますからね。
ダイエットにおいて重要なのはカロリーを減らすのは当然として、
その上で健康被害やリバウンドを防ぐためにしっかり栄養を摂ることです。
というわけで、のりにはどういう栄養が豊富なのか、
逆にどういう栄養が摂れないのかなどを見ていきましょう。
海苔の栄養
海苔は海藻類なのですが、
意外とカルシウムやカリウムなどのミネラルは少なく、その代わりにビタミンが豊富です。
豊富な栄養素を具体的に挙げると以下の通り。
- ビタミンA:発育の促進、肌の健康維持、視覚の暗順応、喉や鼻の粘膜保護など
- ビタミンK:血液凝固や骨の代謝に関わる
- ビタミンB12:葉酸とともに赤血球内のヘモグロビンの生成を助ける作用がある
- 葉酸:血液内の赤血球の生成や細胞の再生に関わるビタミン
たった3gの味付けのりを食べただけで、
上記の栄養素は1食に必要な量の半分近くは満たすことができるのです。
特にビタミンB12が多く、2食分の量を摂ることができます。
韓国のりや海苔の佃煮などは若干塩分が気になりますが、
のりは基本的に低カロリーで重要な栄養もそれなりに摂れるので、
食べすぎても悪いことはありません。
100gあたりの栄養で見れば、
他にもたんぱく質やビタミンC、食物繊維、ミネラルなども豊富といえますが、
海苔は1食で5g程度しか食べないためこれらはあまり摂ることはできません。
カルシウムや鉄分など重要な栄養素を摂るなら、
同じ海藻類のひじきがおすすめです。
たんぱく質や他のビタミンを摂るなら、
肉や魚、豆、野菜、果物など、色んな食品を少しずつ食べるのが望ましいですね。
ダイエット中でカロリーを増やさずたんぱく質を取りたい場合は
ササミやサラダチキンがおすすめ。
https://yase.tech/6595.html
https://yase.tech/6444.html
あとがき
以上、海苔のカロリーや栄養についてでした。
低カロリーで健康や美容にいい栄養素が摂れるので、
のりは積極的に食べたい食品であるのは間違いありません。
ただし、1食で大量に食べるものでもないので、他の海藻類に栄養で劣りますし、
たんぱく質やミネラル、食物繊維など十分に摂取できない栄養素はたくさんあります。
海苔の栄養を過信せずダイエット中でも色んな食品を食べるようにしましょう。
ダイエット中は低カロリーなものを食べたり、食品を減らすよりも、
主食や高カロリーな食品の量を減らすのが重要です。
ちなみに、重要な栄養素や、栄養が豊富で低カロリーな食品についてまとめているので、
是非こちらもご覧ください。