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ウイスキーのカロリー|糖質は0でも太りやすくダイエットにはNG

ウイスキーはアルコール度数が高いお酒ですが、「糖質はほとんど含まれておらず太りにくい」と言われることがあります。

しかし、お酒のカロリーはアルコール度数と比例するため、ウイスキーが太りにくいということはありえません。

今回はウイスキーのカロリーを他のお酒と比較しながら、いかにウイスキーが太りやすいのかを説明していきます。

ウイスキーのカロリー

まずはウイスキーのカロリーについて見ていきましょう。

ウイスキーの量とカロリー

  • ウイスキー シングル(30ml):71Kcal
  • ウイスキー ジガー(45ml):107Kcal
  • ウイスキー ダブル(60ml):143Kcal

ウイスキーはシングル、ジガー、ダブルなどの単位がありますが、
それぞれ30ml、45ml、60mlでカロリーは上のとおりです。

アルコール度数の高いウイスキーは少量でも高カロリーであることを頭に入れておきましょう。

ウイスキーのカロリー成分

食品のカロリーは三大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質)の量で決まりますが、
お酒の場合はアルコールもカロリーとして換算されます。

■ウイスキーシングル(30ml=28.5g)のカロリー成分

  • たんぱく質:0g
  • 脂質:0g
  • 炭水化物:0g
  • アルコール:10g(71Kcal)

たんぱく質・脂質・糖質(炭水化物)はほぼ含まれておらず、
カロリー成分はアルコールのみです。

糖質0なので太りにくいと思われがちですが、
糖質1gあたり4Kcalなのに対し、アルコール1gあたり7Kcalなので、
アルコール度数が高いウイスキーは高カロリーで太りやすいお酒と言えます。

これは一般的なウイスキーのカロリーですが、
アルコール度数が高くなればはさらにカロリーは高くなります。

他のお酒とのカロリー比較

続いて、ウイスキーを他のお酒とカロリーを比較してみましょう。

  • ワイン1杯(80ml):58Kcal
  • ウイスキー シングル(30ml):71Kcal
  • ビール1缶(350ml):140Kcal
  • 日本酒1合(180g):196Kcal
  • 焼酎1カップ(200g):220Kcal

こうしてみると他のお酒と比べてカロリーは低く見えますが、
30mlという少量でこのカロリーなので要注意です。

ウイスキーをビールのようにガブガブ飲むことはないかと思いますが、
量が多くなると簡単に他のお酒よりもカロリーは高くなってしまいます。

ちなみに、お酒はウイスキーに限らず、
ほとんどが三大栄養素をあまり含んでおらず、アルコールによるカロリーが大部分です。

ビールは糖質も含みますが、それでもアルコールと比べると少量です。

なので、“お酒のカロリーはアルコール度数とほぼ比例する”と覚えておくと良いでしょう。

ウイスキーは太りやすいので要注意

ネットやテレビでは、
「ウイスキーは糖質0なので太りにくい」
「低カロリーでヘルシーなお酒」
なんて言われたりすることがあります。

しかし、実際にウイスキーのカロリーを見てみたらこれらが嘘であることは明らかですね。

そもそもお酒自体が糖質をほぼ含まないので、
ウイスキーが糖質0ということはメリットではありません。

アルコール度数が高く、
容量あたりのカロリーが高いウイスキーはお酒の中でも特に注意すべきといえるでしょう。

また、「アルコールはエンプティカロリー(体に蓄積しないカロリー)だから太らない」
とも言われたりしますが、これも当然間違いです。

糖質以外のカロリーでも消費カロリー以上に摂取すれば脂肪になりますし、
アルコールも同様です。

お酒はたしかにエンプティカロリーですが、
そもそもエンプティカロリーとは栄養がほとんど含まれないカロリー成分のことを指すので、
むしろ体に悪いものを指すことが多いのです。

そしてアルコールは太りやすいと言うだけでなく、
中性脂肪のもとになるため過剰摂取をすると健康にも悪影響を及ぼします。

中性脂肪が増えるとコレステロールが増え、
動脈硬化の後に脳疾患や心疾患になるリスクが増えるのです。

詳細:中性脂肪を基準値まで下げるには?高い原因&食事・運動の方法

もしもウイスキーをダイエット中に飲むなら、
水割りにしたり、炭酸で割ってハイボールにしたりして、
アルコール度数を落として容量あたりのカロリーを低くするのをおすすめします。

あとがき

以上、ウイスキーのカロリーについてでした。

今回の記事をまとめると以下のとおりです。

  • ウイスキーはシングルで71Kcal
  • お酒のカロリーはアルコール度数と比例するので、お酒の中でも度数が高いウイスキーは高カロリーである
  • アルコール度数が高いウイスキーは中性脂肪のもとになり、健康も害しやすい

ウイスキーに限らずアルコール度数が高いお酒はカロリーが高いので、
ダイエット中にはアルコールの量をなるべく控えるようにしましょう。

ちなみに他のお酒についても詳しくまとめているので、
ぜひこちらもご覧ください。

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著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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