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お酒の種類ごとのカロリー一覧|お酒が太る理由&ダイエット中の飲み方について

お酒はビールや焼酎、ワイン、ウイスキー、日本酒、カクテルなど色んな種類のものがありますが、これらのカロリーは大きく異なります。

今回はこれらの各種お酒のカロリーについてまとめていきます。

また、お酒はへたしたら食事以上に太る原因となるのですが、その理由やそれを踏まえた上でのダイエット中の飲み方についても見ていきましょう。

お酒のカロリー

まずはお酒のカロリーについて見ていきましょう。

お酒のカロリー一覧

代表的なお酒、カクテルなどの種類ごとのカロリーをまとめました。

お酒の種類 単位 カロリー/単位 カロリー/100g
赤・白ワイン 80g/1杯 58Kcal 73Kcal
ウイスキー 30ml/シングル1杯 71Kcal 236Kcal
ビール 350ml/1缶 140Kcal 40Kcal
日本酒 180ml/1合 196Kcal 109Kcal
焼酎 200ml/1カップ 220Kcal 110Kcal
梅酒 100ml/1杯 162Kcal 162Kcal
ブランデー 30ml/シングル1杯 65Kcal 216Kcal
ロゼワイン 80g/1杯 62Kcal 77Kcal
シャンパン 80g/1杯 80Kcal 100Kcal
ノンアルコールワイン 80g/1杯 16Kcal 20Kcal
ハイボール 350ml/1杯 171Kcal 49Kcal
ウーロンハイ 350ml/1杯 287Kcal 82Kcal
カルピスサワー 350ml/1杯 224Kcal 64Kcal
カシスオレンジ 150ml/1杯 151Kcal 100Kcal
スクリュードライバー 150ml/1杯 156Kcal 104Kcal
ジントニック 150ml/1杯 169Kcal 112Kcal
カルアミルク 130ml/1杯 181Kcal 139Kcal

銘柄、作り方などによってカロリーは変わりますが、
平均的なものだとカロリーは大体以上のようになります。

グラフにすると以下の通り。

各種お酒の1杯あたりのカロリーグラフ

“ビール”は基本的にカロリーは低めですが、
アルコール度数が低く飲みやすいため他のお酒よりも量が多くなりがちです。

一方、“ウイスキー”“日本酒”“焼酎”などはビールと比べると量は少なくなりますが、少量でも高カロリーです。

“カクテル”“サワー”などは種類にもよりますが、
カロリーや量はビールとウイスキーの中間くらいなので、
1杯だけでもそれなりのカロリーになり飲みすぎるとウイスキーなどよりも高カロリーになります。

お酒のカロリーはアルコールの量に比例する

お酒は種類によってカロリーに大きな差が出ますが、
これは“アルコール”の量の違いによるものです。

食品のカロリーといえば、
三大栄養素によって『炭水化物・たんぱく質:4Kcal/g、脂質:9Kcal/g』で計算されます。

お酒の場合はこれに『アルコール:7Kcal/g』が加わります。

お酒の場合は三大栄養素はほとんど含まれないので、
カロリーは大部分がアルコールによるものなのです。

ビールやカクテル、ワインなどには若干糖質(炭水化物)が含まれますが、
カロリーにあまり影響がないくらい少量ですからね。

つまり、“お酒のカロリーはお酒の種類によらずアルコールの量に比例するということです。

お酒は全般的に太りやすい

もしかしたらこのようなことを聞いたことがあるかもしれません。

「お酒は太りにくい」
「アルコールのカロリーは“エンプティカロリー”と言い脂肪にならない」
「お酒は種類によってはダイエットに向いているものもある」

ネットや雑誌にこのようなことがよく書かれています。

しかし実際にはこれらは全て間違いで、
お酒は種類によらず全般的に太りやすい飲み物なのです。

理由は4つ。

【太りやすい理由1】お酒自身が単純に高カロリー

お酒のカロリーについて見ていきましたが、
単純にお酒自身が高カロリーというのがわかったかと思います。

おにぎり1個で180~200Kcal程度なので、
日本酒や焼酎、カクテルなどは1杯でこれに相当するくらいのカロリーです。

これを何杯も飲んでいたら、食事のカロリーを軽く上回ってしまいます。

【太りやすい理由2】お酒のカロリーも結果的に脂肪になる

「アルコールは体に蓄積しないカロリー(エンプティカロリー)」と言われ、
どれだけ飲んでも脂肪に変わらないので太らないと思っている人は多いです。

実はこれは半分正解半分間違いです。

アルコール自体は脂肪にはなりませんが、
摂取したカロリー分はしっかり太ります。

正確にはこういうことです。

3大栄養素はどれも余剰分は脂肪に変換されるのに対し、
アルコール自体は脂肪になりません。

しかし“アルコールは3大栄養素よりも優先的にエネルギーとして使われる”という性質があります。

本来活動で使われるはずであった3大栄養素の代わりに、
アルコールが消費されるというわけです。

アルコールの摂取分だけ3大栄養素で摂取したカロリーは余って脂肪になります。

アルコールのカロリーも他のカロリーと区別せず、
どれも同様に太ると認識しましょう。

そもそもエンプティカロリーとは調べたらすぐに分かると思いますが、
カロリーがエンプティ(空)なのではなく、栄養がエンプティ(空)のカロリー成分のことです。

つまり、体に蓄積しないなんて意味ではなく、
「栄養素が乏しいのに脂肪になってしまうカロリー」のことなので、
むしろ体に悪い食品に対して使われるのです。

エンプティカロリーはアルコールの他にも、
ビタミンやミネラル、食物繊維などをあまり含まず糖質や脂質で高カロリーとなる食品、
ケーキやお菓子、ジュース、砂糖、マーガリンなどを指します。

【太りやすい理由3】飲み物のカロリーには無自覚になりがち

お酒だけではなくジュースなどでも言えることですが、
飲み物のカロリーは食べ物よりも無自覚になりがちです。

油っこい物や甘いデザートを食べると
「カロリーと摂りすぎた」と罪悪感を感じるものですが、
飲み物の場合はこれを感じにくいのです。

しかし、実際にはお酒のカロリーは食べ物のカロリーと遜色ないほどなので、
体感よりもずっとカロリーを摂取しているということがよくあります。

【太りやすい理由4】高カロリーなおつまみと相性が良い

お酒は単独でも高カロリーですが、
おつまみもカロリーの元になります。

特に居酒屋に行くとポテト・唐揚げなどの揚げ物や焼き鳥など、
高カロリーなものばかり食べてしまいがちです。

お酒のカロリーだけではなく、
おつまみのカロリーにも気をつけるのが重要です。

ダイエット中のお酒の飲み方

以上を踏まえた上で最後にダイエット中にお酒を飲む際のポイントについて解説します。

ポイントは以下の通り。

  • アルコール度数が高いお酒は高カロリーなので厳禁
  • ビールなど度数が低いお酒もガブガブ飲まず、あらかじめ量を決めて飲む
  • お酒のカロリーも食事のカロリーと同様にある程度把握しておく
  • おつまみは枝豆やたこわさ、乾物などの低カロリーなものを選ぶ

お酒は種類によらず太る原因となるので、
度数が高いお酒はもちろんですが、低いお酒も飲み過ぎはNGです。

お酒のカロリーを大まかでいいので把握して、
食事のカロリーと同様に計算しましょう。

アルコールも糖分や油と同様に脂肪になるということを忘れてはいけません。

できるなら、飲み会などお酒を飲む機会はなるべく減らすのがベストですね。

ちなみに、各種お酒の詳細についてもまとめているので、
ぜひこちらもご覧ください。

著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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