チョコレートといえば脂質や糖質の塊なので「高カロリーで太りやすい」という印象が大きいのではないでしょうか。
しかし、一方でチョコレートがダイエットに効果的という情報も一部見られます。
今回は市販されているチョコレート菓子のカロリーについてまとめ、チョコレートダイエットの真偽について説明していきます。
目次
チョコレートのカロリー
まずはチョコレートがどれくらいのカロリーなのか見ていきましょう。
チョコレートの種類ごとのカロリー
市販されている定番のチョコレート菓子のカロリーをまとめました。
- チロルチョコ1個(ミルク、12g):61Kcal
- キットカットミニ1個(11.6g):64Kcal
- ブラックサンダー1個(21g): 110Kcal
- ポッキー1袋(36g):182Kcal
- 板チョコ
- ホワイトチョコレート1枚(40g):235Kcal
- ミルクチョコレート1枚(50g):279Kcal
- ブラックチョコレート1枚(50g):283Kcal
- 明治アーモンドカロリー1箱(88g):510Kcal
チョコレートは総じて糖質、脂質が大量に含まれているため高カロリーなのが分かりますね。
お菓子にチョコレートを食べた場合、
大体“200Kcal~500Kcal”にもなります。
体重を維持している人が毎日これだけのカロリーがプラスしたら、
月に“1Kg~2Kg”の体脂肪が増える計算になります。
チロルチョコやキットカット、ブラックサンダーなど、
小さく個別包装されたもの1個だけなら量が少なく50Kcal~100Kcal前後で留められるので、
どうしても食べたくなった時はそういったものを選ぶのが良いですね。
他のお菓子とのカロリー比較
ではチョコレートがどれくらいのカロリーなのか、
他のお菓子やスイーツと比較してみましょう。
- プッチンプリン1個:112Kcal
- MOWアイス バニラ1個(140ml):239Kcal
- シュークリーム1個:240Kcal
- ポップコーン1袋(50g):242Kcal
- 板チョコ1枚(50g):279Kcal
- ポテトチップス1袋(60g):336Kcal
お菓子やスイーツは高カロリーなものばかりなので比較しにくいのですが、
その中でもチョコレートは高カロリーなのが分かりますね。
ご飯とのカロリー比較
ご飯とチョコレートのカロリーを比較してみても、
チョコレートが高カロリーであるということが分かると思います。
ご飯1膳(160g)のカロリーは270Kcal程度です。
つまり板チョコ1枚でご飯1杯分に相当するのです。
これだけでもチョコレートが高カロリーで太りやすいというのが分かるのではないでしょうか。
チョコレートはダイエットに効果的って本当?
さて、この高カロリーなチョコレートですが、
巷ではチョコレートがダイエットに効果的という情報があります。
チョコレートダイエットとは?
なにやら、
「チョコレートに含まれるカカオにはダイエット効果があるので、カカオ70%以上のチョコを毎日食べると痩せることができる」
とのことです。
チョコレートの具体的な効果については以下のようなことが書かれています。
- 血糖値を一気に上げると食欲を抑えられる
- カカオポリフェノールが豊富
- ビタミンやミネラルが豊富で健康や美容に良い
- 食物繊維が豊富で便秘解消に効果的
チョコレートダイエットの真偽について
ではこのチョコレートダイエットで痩せることができるのかということですが、
当然そんなわけがありません。
よくあるインチキダイエットの一つですね。
チョコレートダイエットの効果は全てこじつけというか、
明確に痩せる理由について述べられているものがありません。
ポリフェノールは抗酸化作用がありアンチエイジングなどの作用がありますが、
ダイエットとはなんら関係ないですからね。
痩せるかどうかというのはカロリーの収支で決まりますが、
この世にマイナスカロリーの食品など無いので、食べたら痩せる食品などないのです。
チョコレートにしてもチョコを食べた分だけ食事を減らせば痩せますが、
そもそもダイエット面に関してチョコを食べるメリットなんて何一つありませんからね。
食欲を減らすだけなら高カロリーなチョコ以外にも選択肢はありますし、
チョコレートにはある程度ビタミンやミネラルなど含まれていますが、
それほど豊富なわけではないので高カロリーなチョコレートを食べる理由にはなりません。
チョコレートを食べるくらいなら、
まだ高カロリーでも栄養豊富な“カロリーメイト”の方がおすすめです。
あとがき
以上、チョコレートのカロリーやダイエット効果の真偽についてでした。
チョコレートは総じて糖質や脂質がたくさんなので、
ダイエット中はなるべく控えるようにするのがいいですね。
チョコレートは健康や美容に良いという声もありますが、
それなら果物のほうがビタミンやミネラル、食物繊維は豊富ですし、
体に悪い脂質は少なく低カロリーなのでおすすめです。
その他にも低カロリーで太りにくいお菓子などをまとめたので、
ぜひこちらもご覧ください。