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太るor痩せる?カロリーメイトのカロリー・栄養からダイエット効果について解説

“カロリーメイト”といえば、手軽に食べられる栄養調整食品です。
簡単に栄養を摂取できるので、食欲がない時や忙しい朝などに非常に重宝します。

また水分をほとんど含まないため短期的な減量に向いており、ボクサーなど体重制限のある競技で利用している人も多いです。

では、カロリーメイトはダイエットに適しているのでしょうか?

今回は栄養やカロリー面からこのことについて詳しく解説していきます。

カロリーメイトのカロリーと栄養

まずカロリーメイトのカロリーや栄養を見てみましょう。

カロリーメイト gのカロリー・栄養

カロリーメイト1本

カロリーメイト2本

カロリーメイト3本

カロリーメイト1箱分(4本入り)

カロリー: {{cal}}Kcal

参考:カロリーメイト公式HP

ちなみにこれは“プレーン”の栄養成分ですが、
カロリーメイトは種類による栄養の差はほとんどありません。

この栄養表示から分かることは、
『高カロリー・高栄養』ということ。

ではカロリーと栄養素について詳しく解説していきます。

カロリーについて

カロリーメイトのカロリーについて見てみましょう。

1本(20g)100Kcal。

一食を4本(80g)で抑えればたったの400Kcal。
そして3食カロリーメイトだと1日の摂取カロリーは1200Kcal

大抵の人の基礎代謝を下回る数値です。

これだけ見ると、
「あれ?もしかして低カロリー?」
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

どんなに少食の人でも、
1食カロリーメイト1箱だと十分食欲を満たせないでしょう。

1食2~3箱は欲しくなるかと思います。

そして重さあたりのカロリーで考えると、
とてつもなく高カロリーであることが分かります。

カロリーメイトは100gあたり500Kcalですが、
ご飯ですら100gあたり168Kcalなのでその約3倍です。

水分を含まない炊飯前の“生米”でも100gあたり350Kcal程度で、
これと比較しても大幅にカロリーは上回ります。

カロリーメイトが高カロリーである理由は、
成分の1/2が糖質1/4が脂質でできているからです。

一般的な食品の場合、大抵は成分の大部分を水分が占めるので、
水分をほぼ含まないカロリーメイトの重量あたりのカロリーが高くなるのは当然ですね。

しかし重量あたりのカロリーが高いというのは、
“効率的にエネルギーを補給できる”ということ。

詳しくは後述しますが、
この点は“短期的なダイエット(一時的な減量)”において非常に重宝します。

栄養について

ではカロリーメイトの栄養はどうでしょうか。

上のグラフを見てもらえば分かるかと思いますが、
4本(80g)で1食に多くの栄養素の必要量を満たすことができます。

特に日本の食生活において不足しがちな
“ビタミンB群”“カルシウム”“鉄分”を多く摂取できるのがポイントです。

もちろん、たんぱく質や食物繊維、細かいビタミン・ミネラルなど、
不足するものもあります。

しかしそれを考慮しても、
重要なビタミン・ミネラルの多くを補えることを考えると、
栄養補給の面において非常に優秀なサプリメントといえるでしょう。

カロリーメイトはまさしく高カロリーに見合うだけの高栄養食品なのです。

カロリーメイトが減量(短期間ダイエット)に向いている理由

カロリーメイトは高カロリーなので一般的なダイエットには向いていません。

しかしその一方で、
短期間ダイエットやボクシング等の減量には最適の食品です。

長い目で見た時のダイエット効果は薄いですが、
体内の水分量を減らすことですぐに体重を落とすことができるということです。

実際に私がボクシングの試合に出ていた頃、
試合前の食事はほとんどカロリーメイトでした。

しかしなぜ、
高カロリーなのにカロリーメイトが短期間ダイエットや減量に向いている」といえるのでしょうか。

理由は以下の3つです。

カロリーメイトが短期間ダイエット(減量)に向いている理由

  1. 軽い(物理的に)
  2. カロリー管理が楽
  3. 栄養バランスが良く割と健康的

【理由1】軽い(物理的に)

数週間以内といった短期間で体重を減らすには、
“カロリー”よりも食事の物理的な“重さ”が重要になります。

“水分量”と言い換えることもできますね。

カロリーコントロールで脂肪を落とすよりも、
体内の水分量を落とすほうが遥かに簡単に体重を減らせるからです。

脂肪吸引などの医療行為を除けば、
いかなる時も体脂肪は1Kg落とすのに7200Kcal消費する必要があります。

真っ当なダイエットを行っていれば1ヶ月で体脂肪1Kg落とせれば良い方です。
(実際には筋肉など脂肪以外も分解されるので落ちる体重はもっと多い)

これに対し、体内の水分量を減らすのにカロリーを消費する必要はありませんし、
簡単に数キロ落とせるのです。

私達は1日に食事から約1L、飲み物から約1.2L水分を摂取するため、
食事や飲み物を制限すれば簡単にKg単位で体重を減らせます。

image

飲まず食わずの生活でなくても、
水分量の変化で1日の体重は何百gと簡単に変化します。

それに対し体脂肪は食事制限や運動をしてもせいぜい百g程度でしょう。

水分量は補給すればすぐに元通りになるため、
長期的なダイエットでは水分を減らすのは何の意味もありません。

健康を害しますし、水分不足は体脂肪も燃えにくいので、
むしろ悪い面のほうが圧倒的に多いです。

https://yase.tech/5877.html

一時的に体重を減らす目的に限っては、
カロリーメイトが重宝するという話です。

「水分は摂りたくないけど体を動かすためのエネルギーは摂取したい」
という時にこれほど役に立つものはありません。

【理由2】カロリー管理が楽

2つ目の理由はカロリー管理が楽ということが挙げられます。

短期間ダイエットには食事の重さが大事と言いましたが、
当然カロリー計算も怠ってはなりません。

しかし、ほんと面倒なんですよね、カロリー計算は。

最近は栄養表示されている食品が増えましたが、
それでも特に自炊する場合などいちいち把握・計算・記録するのが大変です。

そして大体ダイエット中は楽観的に考えて、
「うん、多分これくらいだろう。」
とカロリーを適当に低く見積もってしまう傾向にあります。

一方、カロリーメイトの場合は一本100Kcalというのが分かっているので、
計算するのが楽ですし、「1日にどれくらい食べれるのか」そういう指標も立てやすいです。

簡単にカロリーが分かるので、
カロリーから目をそらすこともできませんしね。

【理由3】栄養バランスが良く割と健康的

『ひとつの食品だけでこれほどビタミン・ミネラルをバランスよく摂取できる』
この点は非常に重宝します。

短期間で痩せるには食事を大幅に制限しないといけないため、
栄養が偏ったり、十分摂取できなかったりしがちですからね。

また、ダイエット食品で多いのは低カロリーだけを売りにして
「食事をこれに置き換えるだけで10Kg痩せます」
というような謳い文句です。

酵素ドリンクとかよく分からないお茶(?)とか色々あります。

そういうのものは大抵が低カロリーであるほど低栄養。
健康にも美容に悪影響を及ぼしかねません。

そんなものを高額で販売しているので、
ダイエット業界は本当にタチが悪いです。

ダイエット食品などに頼るなら、
高カロリーだけど高栄養でバランスの良いカロリーメイトだけ食べてるほうが何倍もマシですね。

要はカロリーメイトなら大幅にカロリーを制限しても最低限の栄養は摂取できるので、
多少無茶ができるということです。

それでもやっぱり栄養調整食品

カロリーメイトは短期間のダイエットや減量には最適です。

しかしそれは一時的な『減量』であり本来の『ダイエット』とは大きく異なるので、
短期間で大きく痩せるのはおすすめしません。

たとえばカロリーメイトを利用して食事を制限したら、
数週間で5Kg程度痩せるのも可能です。

しかし落ちた体重はすぐに元に戻るため、
1ヶ月後に振り返るとその数週間はただ無駄な頑張りだったと嘆いているでしょう。

なのでカロリーメイトはダイエット食品ではなく、
あくまで栄養補助食品として摂取するのをオススメします。

本気でダイエットをしたいのであれば、
是非こちらをご覧ください。

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著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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