気を抜いたら簡単に太ってしまう人がいれば、逆に簡単に痩せられる人もいます。
この両者の違いについてですが、「体質」によるものと考えている人は多いのではないでしょうか。
しかし、それは間違いで多くの場合は「生活習慣」の違いです。
今回は太る生活習慣、痩せる生活習慣について説明していきます。
目次
太る原因は生活習慣にある
ダイエットをしても中々痩せないと感じる人。
食べる量が多いわけでもないのに気を抜くと太ってしまう人。
こういった人は「自分は太りやすい体質だ」と思ってしまいがちです。
しかしこれは間違いです。
本当の原因は、“生活習慣”にあります。
そもそも胃下垂など体質(症状)のせいで太りにくいというのはありますが、
体質のせいで太りやすいということはほぼありません。
多少の個人差はあれど、
同じ食事をすれば同じだけエネルギー(カロリー)を蓄え、
同じ運動をすれば同じだけエネルギーを消費します。
そしてエネルギーの収支により、
太るかどうか、脂肪を蓄えるか分解するかが決まります。
また、何もしなくても消費するエネルギー(基礎代謝)も、
骨格・体型によって大体が決まるため体質は関係ありません。
つまり、太る原因というのは、
ただ単に消費するエネルギーに対し摂取するエネルギーが大きいため、
さらに言えば「消費カロリー<摂取カロリー」となるような生活習慣が原因なのです。
運動して消費カロリーを増やすとか、
食事量を減らして摂取カロリーを削減するとかではなく、
もっと細かい日頃の何気ない習慣の積み重ねによって簡単に痩せることもできます。
今回は太る生活習慣を把握し、
これを改善することで痩せるための生活習慣を獲得しましょう。
太る生活習慣13項目
では太る生活習慣の代表例をご紹介します。
1.体重計に乗る習慣がない
「久しぶりに体重計に乗ったら予想以上に太っていた」
というような経験をしたことはないでしょうか。
これは体重が増えていっているのに気づかず、
長期間危機感を持たずに生活をしてきたことが原因です。
1~2Kg増えた時点で気づけていたら生活を改めるきっかけになたかもしれないのに、
これを見逃したため5Kg以上太ってしまったということがあるかもしれません。
このように定期的に体重を量ることで自分の体重変化に敏感になることができ、
さらに緊張感を持つことができます。
できれば毎日、
少なくとも3日~1週間に1回は体重を量るようにしましょう。
2.階段を使わない
階段の横にエレベーターやエスカレーターがあれば、多くの人は階段を使いません。
無意識で楽な方を選ぶという人が大半です。
これが太る原因の一つとして挙げられます。
階段の登り降りで消費するカロリーがもったいないということもありますが、
何よりも問題なのが、「運動を避けて楽をしよう」という意識です。
階段を登り降りするなんてのは簡単な運動で消費カロリーも大したことはないのですが、
そういう些細な運動さえもしたがらない人は日常のあらゆる場面で無意識に楽な選択をしてしまいがちです。
階段に限らず、「ちょっとした運動の機会を逃さない」というのは、
積み重ねれば大きなカロリー消費に繋がります。
ちなみに階段のカロリーやダイエット効果などについて詳しくまとめているので、
興味があればご覧ください。
3.移動は車や電車、バスが主
通勤や通学、買い物などの移動の際、
歩いたり自転車を使ったりせず車や電車などを利用しているのなら、これは太る原因として挙げられます。
生活の中で誰しも多かれ少なかれ移動する機会があると思いますが、
これは運動の絶好の機会なのでこれを逃すのは大きな損失です。
そもそもダイエットのための運動が続かない人は、
運動に時間を割くのがもったいなかったり面倒くさいと考えてしまう人が大半です。
その点、通勤や通学の移動の際の運動は、
ダイエットのために時間を割いたりするのではないので、
“もったいない”や“面倒くさい”と感じにくいのです。
歩いたりするのが距離的に無理という場合は、
目的の一つ前の駅で降りるなどするといいでしょう。
4.熱中する趣味がない
周りが見えなくなるくらい熱中する趣味があると、
食事を忘れて取り組んでしまうこともあるかと思います。
逆に休日にやることがないと頻繁に小腹が空いてお菓子などに手を出してしまうものです。
文学、漫画、ゲーム、音楽、映画、運動、手芸など、
なんでも良いので趣味を見つけるというのも大事です。
5.外出しない
前項と少し被りますが、
外出せずに家にいる人ほど間食してしまいがちです。
周りに人がおらず、
いつでも手軽にお菓子などを食べられるという環境にいるのが問題です。
運動にもつながるので、
休みの日には積極的に外出するのが大事です。
6.家にお菓子を常備している
値引き品のお菓子があったらついつい買ってしまう人、
家にお菓子がないと気がすまない人は多いと思います。
しかし、家にお菓子が置いてあるから食べたくなるのです。
お菓子自体は悪いのではないのですが、
すぐに食べる予定がないもの、余計なものは買わないようにするのが大事です。
7.野菜を食べない事が多い
野菜を食べる量は習慣によるものが大きいと思います。
健康や美容に気を配っている人は毎食野菜を食べないと気がすまないでしょうし、
逆に野菜を食べない人は全くといって食べないでしょう。
この習慣が体重に及ぼす影響は非常に大きいです。
野菜を食べるだけで自然と高カロリーなご飯やおかずの量が減らせるので、
摂取カロリーを大幅に減らすことができます。
8.食事のはじめにご飯やおかずから手を付ける
空腹の状態というのは血糖値が下がっており、
その状態でご飯(糖質)に手を付けると一気に血糖値が上がってしまいます。
これは太りやすい食事のとり方の代表例です。
太りにくい食事法としては、
はじめにサラダなど野菜から手を付けるというのが基本です。
食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果がありますし、
単純にご飯やおかずの量を減らすことにも繋がります。
9.満腹になるまで食事をやめない
食事をあらかじめ決めた量だけ食べるのではなく、
満腹になるまで食べている人は要注意です。
食べたいだけ食べていたら、
大半の人はカロリーの過剰摂取になります。
そうではなく、大まかでいいのでカロリーの計算をして、
適切な量だけ食べるようにしましょう。
10.ご飯(主食)の量が多い
何故か太ってしまうという人の中には、
ご飯の量が多く、それに自分で気付いていないという人もいます。
ご飯はカロリーの元なので、
普通よりも少し多いというだけでも毎食となると大きなカロリーになってしまうのです。
逆にご飯を減らすのはカロリーを削減するのに大きな効果があるとも言えます。
栄養素的にもそこまで重要というわけでもないので、
副菜や主菜ではなく、まずは主食の量を減らすのを考えましょう。
11.お酒をよく飲む
お酒も太りやすいので、
毎日飲んでいる人などは要注意です。
お酒は太りにくいと勘違いしている人も多いのですが、
アルコールもカロリーの元になりやすく、普通の食事と同様に脂肪になります。
お酒に関してもカロリーなどを詳しくまとめているので、
興味があればご覧ください。
https://yase.tech/7495.html
https://yase.tech/7520.html
12.外食が多い
外食や飲み会が多いという人は、
それが太る原因となっていることがあります。
お店にもよりますが、
居酒屋やファミレスなどは高カロリーなメニューも多いですし、
量に制限がないのでついつい満腹まで食べてしまいがちです。
デザートやお酒を余分に頼んでしまうという人も多いでしょう。
できるだけ外食の機会を減らしたり、
行くにしても量やカロリーに気を配るのが大事です。
13.早食い
食事をよく噛まずに早く食べてしまうという人は要注意です。
人は食事をして血糖値が上がって満腹になるまでに時間がかかるので、
早く食べれば十分な量を食べても満腹にはなりにくいのです。
早食いは食事の食べ過ぎに繋がります。
よく咀嚼してゆっくり時間をかけて食事をするのが大事です。
あとがき
以上、太る生活習慣についてご紹介していきました。
最後に13項目のまとめです。
- 体重計に乗る習慣がない
- 階段を使わない
- 移動は車や電車、バスが主
- 熱中する趣味がない
- 外出しない
- 家にお菓子を常備している
- 野菜を食べない事が多い
- 食事のはじめに主食や主菜から手を付ける
- 満腹になるまで食事をやめない
- ご飯(主食)の量が多い
- お酒をよく飲む
- 外食が多い
- 早食い
一つ一つは些細な事でも、
積み重なることで大きなものになります。
これらに当てはまる人は今日から改善していきましょう。