日本酒は太る？糖質・アルコールが多く高カロリーなのでダイエットにはNG

日本酒は米や米麹を原料とするのでお酒の中でも糖質が多く、またアルコール度数もそれなりに高いお酒です。

そのため高カロリーとなりますが、実際に他のお酒と比べてどれくらいのカロリーなのか、また日本酒は太りやすいお酒なのか。

アルコール自体太りにくいという情報も見かけるかもしれませんが、このことにも言及していきながら、日本酒のカロリーや太りやすさについて詳しく解説していきます。

日本酒のカロリー

まずは日本酒のカロリーについて見ていきましょう。

日本酒1合のカロリー

日本酒は種類によってアルコール度数が異なり、
それによりカロリーが異なってきます。

アルコール度数15％前後の平均的なものだと大体1合で200Kcal前後といったところです。

200Kcalというとコンビニのおにぎり1個分程なので、
これだけでも日本酒が高カロリーなのが分かりますね。

日本酒のカロリー成分

続いて、日本酒のカロリー成分について見ていきましょう。

食品のカロリーは三大栄養素（たんぱく質・脂質・炭水化物）の量で決まりますが、
お酒の場合はアルコールもカロリーとして換算されます。

日本酒は米や米麹を原料とするためお酒の中では糖質（炭水化物）が多い方ですが、
それでもカロリーの大部分はアルコールが占めます。

糖質は1gあたり4Kcalであるのに対し、
アルコールは1gあたり7Kcalにもなりますからね。

お酒のカロリーはほとんどアルコールに比例するため、
アルコール度数が高い日本酒は高カロリーで太りやすいお酒と言えます。

たまに「アルコールはエンプティカロリー（体に蓄積しないカロリー）だから太らない」
と言われたりしますが、これは間違いです。

むしろ体に悪い食品に対して使う言葉ですからね。（詳しくは後述します）

他のお酒とのカロリー比較

続いて、日本酒のカロリーを他のお酒と比較してみましょう。

日本酒の場合、ビールやワインよりもアルコール濃度は高いため高カロリーとなり、
ウイスキーと比べると飲む量が多くなるので結果として高カロリーとなりがちです。

焼酎と比べると度数が低いため若干カロリーは低くなります。

お酒は総じてカロリーの元になりますが、
その中でも日本酒はトップクラスのカロリーということは頭に入れておきましょう。

日本酒は太りやすい

たまに日本酒は太りくいという情報を見かけるかもしれませんが、
日本酒のカロリーを考えたら明らかにそれは誤りであることが分かると思います。

1合でおにぎり1個分ものカロリーになる日本酒が太りにくいはずがありません。

また、「アルコールは体に蓄積しないカロリー（エンプティカロリー）」
と言われたりもしますがこれも誤った情報です。

カロリーとして換算される以上、
アルコールも通常の食品のカロリーと同様に脂肪になります。

そもそもエンプティカロリーとはWikipediaなどで調べたらすぐに分かると思いますが、
カロリーがエンプティ（空）なのではなく、栄養がエンプティ（空）のカロリー成分のことです。

つまり、体に蓄積しないなんて意味ではなく、
「栄養素が乏しいのに脂肪になってしまうカロリー」のことなので、
むしろ体に悪い食品に対して使われるのです。

アルコールの他にも、
ビタミンやミネラル、食物繊維などをあまり含まず糖質や脂質で高カロリーとなる食品、
ケーキやお菓子、ジュース、砂糖、マーガリンなどを指します。

そしてアルコールは太りやすいと言うだけでなく、
中性脂肪のもとになるため過剰摂取をすると健康にも悪影響を及ぼします。

中性脂肪が増えるとコレステロールが増え、
動脈硬化の後に脳疾患や心疾患になるリスクが増えるのです。

詳細：中性脂肪を基準値まで下げるには？高い原因＆食事・運動の方法

日本酒はたまに飲む程度だったり、
1回の食事で1合に留めるくらいだったら健康への影響や太る心配はそこまでする必要はありません。

太りにくいという情報を鵜呑みにして頻繁に飲んだり、
飲みすぎたりするのが危険であるということです。

あとがき

以上、日本酒のカロリーについて詳しく解説していきました。

今回の記事をまとめます。

ちなみに他のお酒についても詳しくまとめているので、
ぜひこちらもご覧ください。

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