卵は「完全食」として挙げられるほど栄養バランスが優れた食品で、それを使った卵焼きは健康や美容に良い料理です。
しかしその反面、卵料理のカロリーの高さを気にする人は多いのではないでしょうか。
そこで今回、卵焼きのカロリーや栄養について詳しく説明していきます。
卵焼きのカロリー
まずは卵焼きのカロリーについて見ていきましょう
卵1個分の卵焼きのカロリー
- 卵焼き1個(68g):136Kcal
- 卵1個(60g):91Kcal
- サラダ油4g:37Kcal
- 砂糖2g:8Kcal
- 塩2g:0Kcal
ちなみにこれは卵Lサイズを使った卵焼きのカロリーですが、
サイズごとにカロリーが異なります。
- 卵L(可食部60g):91Kcal
- 卵M(可食部52g):79Kcal
- 卵S(可食部40g):61Kcal
これを踏まえると、
卵1個分の卵焼きのカロリーは100Kcal~150Kcalというのが分かりますね。
同じ卵料理でもゆで卵と比べると油を使う分カロリーになります。
油を使ったり、具材や調味料をプラスしたりする点は“目玉焼き”と同様です。
その他+αの具材・調味料などのカロリー
続いて、卵焼きの生地に入れる調味料や具材、
一緒に食べられるもののカロリーを見ていきましょう。
- マヨネーズ5g:36Kcal
- チーズ15g:51Kcal
- しょうゆ2g:2Kcal
- 大根おろし30g:5Kcal
- かつおだし15g:0Kcal
- ニラ10g:2Kcal
マヨネーズやチーズなどは脂質が多く高カロリーになりますが、
かつおだしでだし巻き卵にするとかさが増してカロリーダウンに繋がります。
ニラもを入れたり大根おろしと一緒に食べるのもヘルシーなのでおすすめです。
卵焼きの栄養
卵はその重量の割にカロリーは高いですし、
色んな料理に使うのでカロリーのもとになることが多いです。
ただそのカロリーを考慮しても、
卵は栄養の豊富さから優秀な食品と言うことができます。
卵は一つの食品だけで多くの栄養素をバランス良くとれる、
いわゆる「完全食」です。
良質なたんぱく質が豊富で、
さらに健康や美容に関わるビタミン、ミネラルもバランス良く含まれています。
具体的な栄養素は以下の通り。
■卵1個(約60g)当たりの栄養成分
- エネルギー:91Kal
- タンパク質:7.38g
- 脂質:6.18g
- 炭水化物:0.18g
- ビタミンE:0.6mg
- ビタミンB1:0.04mg
- ビタミンB2:0.26mg
- ナイアシン:0.06mg
- ビタミンB6:0.05mg
- カリウム:78mg
- カルシウム:30.6mg
- マグネシウム:6.6mg
- リン:108mg
- 鉄:1.08mg
- 亜鉛:0.78mg
- 銅:0.05mg
- マンガン:0.01mg
参考サイト:カロリーSlism
卵の栄養素による具体的な効果に挙げるなら、
“脳の活性化”や“風の予防”、“二日酔い防止”、“美肌効果”など、
健康や美容に関する様々なものがあります。
詳細:高カロリー高栄養な卵の効果(効能)~食べ過ぎはホントに太るのか?
ただし、完全食と言っても、
重要な栄養素をすべて補える食品は存在しません。
必ず不足する栄養素があるはずなので、
食事の栄養素は複数の食品で補い合うのが重要なのです。
卵の場合、1個だけでは上記の栄養素の必要量を完全に摂取できるわけではありませんし、
卵に全く含まれていない重要な栄養素も存在します。
卵に含まれない栄養素とは『食物繊維』と『ビタミンC』です。
これらは野菜や果物、海藻類などで補えるので、
卵料理と一緒に食べるのを意識しましょう。
あとがき
以上、卵焼きのカロリーや栄養についてでした。
卵焼きはカロリーはそれなりにしますが重要な栄養素が多くとれるので、
ダイエット中であっても積極的に食べたい食品です。
ただ、調理の際に油を使うので、
それが気になるならゆで卵がおすすめです。
ゆで卵についてもくわしくまとめているのでぜひご覧ください。