運動で痩せるにはカロリーを多く消費する必要があり、そのため体を大きく動かす有酸素運動が効率的です。
ランニングや水泳、自転車などが代表的ですね。
効率を求めると、必然的に外での運動や施設で機械を用いる運動が主になってきます。
しかし、室内でできる運動の中にも効率が高い運動はあります。
代表的なのが階段や簡易的な台を昇り降りする運動、“階段・踏み台昇降運動”です。
スペースを取らないですし特別な器具を用いずに行うこともできるので、家の中で運動がしたいという人には非常にオススメです。
今回はこの昇降運動の消費カロリーやダイエット効果、やり方などについてご紹介します。
目次
階段・踏み台昇降運動のダイエット効果
運動ダイエットにおいて最も重要なのが“消費カロリー”です。
脂肪の増減はカロリー収支によって決まるため、
どんなにきつい運動をしてもカロリーを消費しなければ脂肪は減らないのです。
では昇降運動の消費カロリーはどれくらいなのでしょうか。
昇降運動の消費カロリー
昇降運動は「台の高さ」と「ペース」によって大きく異なるので、
正確に消費カロリーを求めるのは困難です。
ですが、大まかな消費カロリーや落ちる体脂肪の目安などは以下の計算機で求めることができます。
ただ、大体ウォーキングや自転車と同じくらいの運動強度なので、
時間あたりの消費カロリーはこれらと同等程度。
ランニングと比べるとダイエット効率は劣ります。
イメージとしては以下の通り。
ランニング>自転車≒きつい昇降運動>ウォーキング≒楽な労力の昇降運動
他の運動の消費カロリーについてはこちらにまとめているので、
興味があればぜひご覧ください。
昇降運動のメリット・デメリット
昇降運動には、他の有酸素運動と比べた時の、
メリット・デメリットがそれぞれあります。
メリット
- ちょっとしたスキマ時間で実践できる
- 室内でできて、人の目を気にしないでいい
- お金がかからない
何といっても手軽さが魅力の運動。
室内でできる数少ない有酸素運動であり、
それなりに消費カロリーも多いです。
運動ダイエットで失敗する原因のほとんどが「続かないこと」なので、
手軽にできて継続しやすい昇降運動は非常にオススメです。
デメリット
デメリットというデメリットはそんなにないのですが、
しいてあげるなら「根気が必要」ということです。
片手間に実践できそうなダイエットですが、
実際にやってみると、この単純な反復運動はわりと根気が必要であることに気づくと思います。
常に階段(台)を見て運動しないといけないので、
意外と「テレビを見ながら」など、他のことをしながら実践することが難しいのです。
さらに、場所も変わらず一点で行うため、
ジョギングと違って景色が変わらず飽きやすいというデメリットもあります。
一気に1時間程の時間実践するのは結構な苦痛なので、
手が空いた時に時間を見つけて行うといいでしょう。
昇降運動の方法
では昇降運動のやり方について解説します。
用意するもの
- 15~30cmほどの高さの台or階段
amazonなどで昇降運動用の器具が売られていますが、
必須ではありません。
木箱や雑誌の山、ダンボールなど、
頑丈かつ安定性のあるものであれば代用可能です。
ただ足場が不安定だと非常に危険なので、
絶対に安全だと思えるものを使いましょう。
手順
- 右足を上げて、左足を上げる
- 右足を降ろして、左足を降ろす
- 左足を上げて、右足を上げる
- 左足を降ろして、右足を降ろす
これを繰り返します。
ただ、足の順番の違いで何かに悪い影響があるわけでもないので、
自分がやりやすいように足を動かすといいでしょう。
注意点
- 腰に負担がかからないように、お腹に力を入れて背筋を伸ばす
以下は分かりやすい説明動画です。
あとがき
以上、踏み台・階段昇降運動の方法と効果についてでした。
手軽に実践できて負担も少ないので、
運動不足の人、高齢者などにオススメです。
ちなみに、昇降運動の他にも室内でできるダイエットに効果的な運動もあります。
こちらにまとめているので、ぜひご覧ください。