歌ったり踊ったりするのはカロリーを消費するので、カラオケを楽しむだけでもダイエットになります。
ただし、それでも普通の有酸素運動と比べるとカロリー消費効率は著しく落ちてしまいます。
また、1時間のランニングをしても1回だけなら脂肪燃焼効果は100g前後しかないように、1回カラオケで大はしゃぎをしたからといって、すぐに痩せるということも絶対にありません。
もしカラオケをダイエットとして取り組みたいなら、
- とにかくカラオケが好き
- 頻繁にカラオケに行けるくらいには時間やお金に余裕がある
というのは絶対条件です。
もし条件に当てはまるのであれば、カラオケで楽しんでいる内に気がつけば痩せていたなんてことにもなるでしょう。
さて、今回はカラオケの消費カロリーやダイエット効果について詳しく解説していくので、カラオケが好きな人はぜひ参考にしてくだし。
目次
カラオケの消費カロリー
では、カラオケで消費するカロリーについて見ていきましょう。
1曲歌った時の消費カロリー
運動や日常の動作の消費カロリーは『メッツ』を用いて計算するのが一般的です。
メッツとは運動強度の単位で、安静時(1メッツ)の何倍のエネルギーを消費するのかを表す指標となる。消費カロリーの計算に用いられる一般的な指標でもあり、以下の計算式を用いる。
消費カロリー(Kcal)=1.05×メッツ×体重(Kg)×時間(h)
例)体重50Kgの人が30分「ストレッチ:2.3メッツ」をした時の消費カロリー
⇒1.05×2.3×50(Kg)×0.5(h)=60Kcal
座って歌う場合は1.8メッツ、立って歌う場合は2メッツとなり、
それぞれ安静時の1.8倍、2倍のカロリー消費になります。
5分の歌を立って歌った時の消費カロリーは以下の通り。
- 体重40Kg:7Kcal
- 体重50Kg:8.75Kcal
- 体重60Kg:10.5Kcal
- 体重70Kg:12.25Kcal
- 体重80Kg:14Kcal
- 体重90Kg:15.75Kcal
- 体重100Kg:17.5Kcal
もちろん、どういう曲を歌うのか、
どのように歌うのかでこの数値は大きく変わってきます。
1曲踊った時の消費カロリー
歌を歌うよりも曲に合わせて体を動かすほうがカロリーを消費します。
ゆったりとしたダンスでも3メッツ、
一般的なダンスだと7.8メッツにもなるのです。
歌いながら軽く体でリズムを刻んだり、
ステップを踏んだりするだけでも消費カロリーは大幅に増えるでしょう。
ちなみに、普通に1曲分踊った時の消費カロリーは以下の通り。
- 体重40Kg:27.3Kcal
- 体重50Kg:34.125Kcal
- 体重60Kg:40.95Kcal
- 体重70Kg:47.78Kcal
- 体重80Kg:54.6Kcal
- 体重90Kg:61.425Kcal
- 体重100Kg:68.25Kcal
カラオケ1時間でどれくらいカロリーを消費するのか?
では以上を踏まえた上で、
カラオケ1時間でどれだけカロリーを消費するのか見ていきましょう。
休憩を考慮すると1時間で10曲くらい、
時間にすると50分ほど歌うと仮定します。
体重60~80Kgくらいの人の場合、
歌うだけだと100~150Kcal程度。
体を動かす場合、200~300Kcal。
歌よりも踊りメインの場合であれば、
400~600Kcal程になるかと思います。
どれくらい体を動かすのかでかなり数字は変わってくるでしょう。
カラオケで痩せるためのポイント
ではカラオケでダイエットをする際のポイントをご紹介します。
ポイント1.楽しむのを第一に考える
ダイエットにおいて一番困難なことは継続することです。
たとえ体重が落ちてもダイエットは辞めたら元の体重に戻ってしまうため、
痩せた後でもずっと続けられることをしないといけません。
その点、楽しみながら行えるカラオケは、
人によっては運動や食事制限よりもダイエットにおすすめです。
「趣味のカラオケを続けていたらいつの間にか痩せていた」
というのが理想ですね。
まず楽しむことを考えて、
ついでにダイエットになればいいか、くらいに考えましょう。
ダイエットを一番に考えてしまい、
「あんまり激しい歌は歌いたくないけど、カロリーを消費しそうだから歌う」
「今日は気分が乗らないけどダイエットのためにカラオケに行こう」
なんてのは本末転倒です。
カラオケはお金はかかりますし、ダイエット効率は高くないので、
楽しめないのであれば別のことをする方がマシです。
ポイント2.人が歌っているのに合わせて歌ったり踊ったりする
誰かと一緒にカラオケに行く場合は、
ただ聞いているだけだとカロリーは消費しません。
人が歌っているのに合わせて一緒に歌ったり踊ったりすると良いでしょう。
ポイント3.少しでも体を動かすようにする
前述しましたが、
カラオケの消費カロリーは体の動かし方で大きく変わってきます。
一人カラオケで踊ったりするのは恥ずかしいと思う人が大半だと思いますが、
自然な感じでリズムを刻んだり体を揺らしたりするだけでも構いません。
それだけでも何曲も積み重なると大きなカロリーになります。
ポイント4.カラオケでの食事やジュースはNG
カラオケといえばポテトやドリンクバーなどが付いていたり、
注文することがあるかと思います。
しかし、これらは簡単にカラオケで消費するカロリー以上のカロリーになってしまうので、
絶対にNGです。
ドリンクであればウーロン茶などカロリーがないものにしましょう。
あとがき
以上、カラオケの消費カロリーやダイエットのポイントについてでした。
消費カロリーは思ったよりも少ないと感じる人は多いかもしれません。
しかし、効率を求めるのであれば、
カラオケではなく素直に有酸素運動や食事制限に取り組むべきです。
ダイエット効率の良い有酸素運動についてもこのサイトで詳しくまとめています。
カラオケダイエットをする場合、
「楽しむついでに痩せれるのであれば、時間がかかっても問題ない」
というように、余裕をもって取り組みましょう。
ちなみに、ダイエットをする上で絶対に知っておくべき知識についてもまとめているので、
ぜひこちらもご覧ください。