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各種ダンスのカロリー|ダンスによる効果的なダイエット法をご紹介!

昨今、ダイエットにおいて様々な運動が取り上げられることがありますが、実際に痩せやすい運動というのはごく一部しかありません。

運動で痩せるためには“消費カロリー”“継続性”が重要になりますが、大抵はどちらか一方に欠点があるのです。

その点「ダンス(エアロビ)」はこれら両方を満たす数少ない運動の一つとして挙げることができます。

今回、ダンスの消費カロリーの詳細やダンスで痩せる方法について詳しく解説していきます。

ダンスの消費カロリー

ダンスには色々種類がありますが、
まずは各種ダンスの消費カロリーについて見ていきましょう。

ダンスの種類ごとの消費カロリー

代表的な以下のダンスのカロリー計算機を作りました。

  • 一般的なダンス
  • エアロビクス
  • 社交ダンス
  • バレエ
  • タップダンス
ダンスの消費カロリー

体重 Kg

時間

ダンスの種類

一般的なダンス:7.8メッツ

エアロビ(弱):5.5メッツ

エアロビ(並):7.5メッツ

エアロビ(強):9.5メッツ

社交ダンス(ゆっくり):3.0メッツ

社交ダンス(速い):5.5メッツ

社交ダンス(競技):11.3メッツ

バレエ(一般的):5.0メッツ

バレエ(きつい):6.8メッツ

タップダンス:4.5メッツ


消費カロリー: Kcal

落ちる体脂肪の目安: g

1ヶ月毎日続けた時に落ちる体脂肪: Kg

各種ダンスのメッツは以下を参照しました。

参照:改訂版 『身体活動のメッツ(METs)表』

メッツとは

メッツとは運動強度の単位で、安静時(1メッツ)の何倍のエネルギーを消費するのかを表す指標となる。消費カロリーの計算に用いられる一般的な指標でもあり、以下の計算式を用いる。

消費カロリー(Kcal)=1.05×メッツ×体重(Kg)×時間(h)

例)体重50Kgの人が30分「エアロビ(並):7.5メッツ」をした時の消費カロリー

⇒1.05×7.5×50(Kg)×0.5(h)=197Kcal

他の運動との比較

ダンスの運動量を
代表的な有酸素運動である“ウォーキング”、“自転車”、“ランニング”などと比べると、
以下の図のようになります。

ウォーキング<自転車≒バレエ<エアロビ・一般的なダンス<ランニング

といった感じになり、
同じ時間だけ行えば消費カロリーも以上の運動量に比例した値になります。

当然それぞれの運動のやり方によって運動量は大きく変わってきますが、
バレエは自転車と同じくらい、エアロビや一般的なダンスは自転車とランニングの中間といったところ。

ちなみに、基本的にランニングは有酸素運動の中で最も消費カロリーが高い運動です。

こうして比較するとダンスは消費カロリーが高めの運動というのが分かりますね。

ダイエットにおける代表的な運動の消費カロリーは以下の記事にまとめています。

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ダイエットにおけるダンスのメリット・デメリット

では次に、ダンスでダイエットをする場合のメリット・デメリットについて解説していきます。

【メリット1】消費カロリーが高い

前述した通り、ダンスは有酸素運動の中でも消費カロリーが高く、
ダイエットのための運動としては非常に効率が良いものです。

ダンスの種類や動きの大きさで運動量を調整できるので、
自分の体力の範囲内でできるだけ消費カロリーを高めることができます。

【メリット2】自宅の室内でできる

基本的に消費カロリーが高い有酸素運動は、
ランニングや水泳など屋外や施設で行うものが大半です。

そのため、人目が気になる人や出不精の人にとっては運動ダイエットはハードルが高く感じてしまいがちです。

しかし、ダンスの場合自宅の室内で人目を気にせず行うことができるのです。

【メリット3】飽きにくく続けやすい

有酸素運動は基本的に一定の動きを繰り返すものが多いため、
その単調さから飽きやすく挫折しやすいというのがデメリットとして挙げられます。

しかし、有酸素運動は長時間かつ長期間行わないとまともにカロリーは消費できないため、
運動ダイエットを成功させるためにはいかに継続できるかというのがポイントとなるのです。

ダンスの場合、ランニングやウォーキングとは違い、
動きに変化がありますし、上達することで楽しみを得ることができます。

なので他の有酸素運動よりも飽きにくく続けやすいというのもメリットと言えるでしょう。

【デメリット1】ある程度のスペースが必要

ダンスは自宅の室内で特別な器具を用いずに行うことができますが、
それでも体を大きく動かすためにある程度のスペースが必要です。

その点は自宅で行える他の運動、“昇降運動”や“もも上げ”などと比べるとデメリットと言えます。

【デメリット2】ダンスに抵抗がある人も多い

ダンスの経験がある人は何とも思わないかもしれませんが、
今までまともにダンスに取り組んだことがない人はいざダンスをやろうと思っても意外と抵抗があるものです。

体がついていけない、リズムが合わないなんて人もいます。

そういった人にとってはダンスはハードルが高い運動に感じられるでしょう。

ダンスによる効果的なダイエット法

では最後にダンスで痩せるための方法やポイントについてです。

ダンスダイエットを成功させるための唯一のポイント

痩せるのに効果的なダンスの方法について知りたい人は多いと思います。

  • どれくらいの頻度でダンスをすればいいのか
  • 1日何分取り組めばいいのか
  • いつダンスをするのがいいのか
  • どういったダンスがいいのか

しかし、これらは全くといっていいほど重要ではありません。

ダンスの取り組み方で効果的に脂肪が燃えるなんてことはなく、
運動量によってのみ消費カロリーや落ちる脂肪の量が決まりますからね。

ただ、ダンスに限らずダイエットで失敗する大半の理由は“途中で挫折してしまうこと”なので、
自分が続けられるように取り組むというのが一番重要です。

もっというと、ダイエットのことを忘れるくらいダンスを楽しむことです。

ダイエットのためではなく趣味のためにダンスをするようになれば、
毎日長時間ダンスをするのも苦ではなくなります。

自然と1日の消費カロリーが増えて気がついたときには目標体重に達成しているでしょう。
これこそが理想のダイエットであり最も簡単なダイエットです。

ただし、ダンスを楽しめないのであればダンスで痩せるのは難しいかなと思います。

ダンスに楽しみを見出す方法

ではどうやってダンスを楽しめばいいのか。

ダンスを楽しむためのポイント
  • ダイエットのことを意識せずに自由に取り組む
  • 色んなダンスを見て自分の好きなものを踊る
  • ダンスの上達を目指す
  • 振り付けを覚える

ダイエットのためと思い決められた動きを決められたように動くのでは、
義務感を感じてしまいダンスは楽しくなくなってしまいます。

まずは色んなダンスを見て自分が踊りたいと思えるものを見つけましょう。

YouTubeやニコニコ動画などで検索すれば色んな種類のダンスがあります。

プロのものだけではなく、
ダンスを始めたばかりといったのようなものもたくさんあるので、
自分のレベルに合ったものが見つけられるでしょう。

そしてダンスの上達を目標にしたり、好きなアイドルのダンスの振り付けを覚えたり、
自分が楽しいと思えることを好きなように取り組むのが重要です。

ふとした時間に「ダンスがしたいな」と思うくらいダンスが好きになれば痩せるまでは後は時間の問題です。

大抵このくらいになれば自然と痩せるものですが、
稀に運動量とともに食事量も増えてしまい中々痩せない人もいます。

1~2ヶ月ダンスを続けても痩せなかった場合は食事を見直しましょう。

以下の記事を参考にして下さい。

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他にも運動ダイエットの基本的なことについてもまとめているので、
こちらの記事もぜひ時間がある時にどうぞ。

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著者プロフィール
テク

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元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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