「痩せたいけど運動は苦手だからあまりしたくない」
「ダイエットをしたいけど膝や腰が悪いからあまり運動ができない」
「運動とする時間がない」
このような人は多いと思います。
特に運動に対して苦手意識を持つ女性は多いです。
また、ダイエットは大きく分別すると食事制限と運動の2つに分かれますが、運動の方が重要だと考える人は多いのではないでしょうか。
そのため、「自分は運動が苦手だからダイエットに成功しないんだ」と考えがちです。
しかし、それは全く的はずれな考えです。
痩せるのに運動が必要というわけでもないですし、運動せずに痩せる方法なんていくらでもあります。
今回は運動がしたくないと思っている人のために、運動をせずに痩せる方法、もしくは誰でも取り組めるようなハードルの低い運動などをご紹介します。
運動はダイエットの一つの手段でしか無い
「運動しないと痩せるのは難しい」
「運動せずに痩せるとリバウンドしやすい」
「運動せずに痩せると健康に悪い」
このようなことを何度か耳にしたことはあるかもしれません。
ですが、ご安心下さい。
運動は数あるダイエットの手法のうちの一つでしかないので、
やりたい人だけ取り組めばいいのです。
脂肪の増減はカロリーの収支によってのみ決まるので、
摂取カロリーを減らす、また消費カロリーを増やすはことで痩せることができます。
運動は消費カロリーを増やす行為の一つに過ぎません。
そもそも、「運動がダイエットにおいて優れた方法」という考えが間違っているのです。
運動の習慣をつけること自体は健康や美容にも素晴らしいことなんですが、
ダイエットをする上ではむしろ障害となる事のほうが多いくらいです。
運動ダイエットの特徴をまとめると以下の通り。
- 食事制限をしなくてもいいので好きなものが食べられる
- 栄養が十分とれるので健康や美容、日常生活に支障が出にくい
- 運動で汗をかくことで健康や美容によい効果をもたらしてくれる
- 運動は日々のストレスをリセットしたり気持ちを前向きにする効果もある
- 想像以上にカロリー消費量が少ないので、運動だけで痩せるにはかなり時間がかかる
- 運動を始めるハードルが高い
- 辛さ、痩せにくさにより挫折しやすい
- 痩せた後も継続するのは困難
特に“運動の消費カロリーは想像以上に低い”ということ、
そして“継続し続けるのが困難”というのが厄介な点です。
運動の中でもカロリーの消費効率が高いランニングを例に挙げましょう。
たとえ30~40分走ったとしても、
消費するカロリーは200~300Kcal程。
洋菓子などの高カロリーなデザートを1品食べるだけで簡単に相殺されてしまいます。
一般的に食事から摂取するカロリーに対して、
運動の消費カロリーは少ないと感じるものなのです。
また、ダイエットで痩せたからといって、
元の生活に戻せば体重も元に戻ってしまいます。
詳細:ダイエットで徐々に痩せなくなる原因&食事制限や運動を辞めると体重が元に戻る理由
運動が嫌いな人が頑張って運動に取り組んだとしても、
痩せれば辞めてしまうものなので、結局は一時的な減量効果しか込めません。
運動に限らず、嫌々やるダイエット、過度な努力が必要なダイエットは取り組むべきではないのです。
では運動が嫌いな人はどういうダイエットをすればよいのか、
具体的に解説していきます。
運動嫌いな人におすすめのダイエット
運動がしたくない人がやるべきダイエットは、
大きく分けると2つの方針があります。
できれば両方に取り組んで下さい。
1.食習慣を見直す
まず第一にすべきことは食習慣を見直すことです。
食事を減らすことで健康や美容、日常生活に支障が出ることもありますが、
減らし過ぎなければ問題ありません。
むしろ、普段糖質や脂質を取りすぎている場合、
これを制限することで血糖値・コレステロールが下がり健康に良かったりもします。
ポイントは、痩せたあとでもずっと続けられることをするということ。
多くの人がやってしまいがちなのが、
「糖質を含む食品を摂らない」「ご飯を食べない」「夕食を抜く」など、
極端な食事制限です。
極端な食事制限はそれだけで痩せることができますし、
体重もすぐに減ります。
しかし、絶対に後悔することになるでしょう。
食事制限ですぐに体重が落ちるのは単に体内の水分量が減るだけですし、
運動と同じで極端な食事制限はどうせ続けられません。
無駄に苦しい思いをするだけですし、
健康や美容に悪いというのも言うまでもないと思います。
食事制限はそんなに極端なことをする必要はありません。
以下のような楽に習慣化できることに取り組みましょう。
- 夕食だけご飯の量を1/3減らす
- 野菜の割合を増やして主食や主菜の量を減らす
- ササミ・鶏胸肉・牛ヒレ肉・豚ヒレ肉・魚など、脂質が少なく高タンパクな食品のおかずを多くする
- 間食やデザートを食べる頻度を少なくする
- お酒を飲む頻度を少なくする
一つの方法だけで痩せるのではなく、
複数の方法を取り入れることで労力を分散するのが重要です。
小さな習慣も積み重なれば大きなものとなります。
2.日常の習慣を見直す
食習慣以外の日常の習慣も重要です。
わざわざ時間を取って行う運動じゃなくても、
日常的な動作でも消費カロリーは大きく変わってきます。
- 階段を使うようにする
- 通勤や通学で歩く距離を増やす
- 電車やバスでは常に立っている
- 掃除の頻度を増やす
- テレビを見ながらストレッチやヨガなどで軽く体を動かす
- お風呂の時間を長くする
などなど。
一つ一つは小さなものなのでそれだけで痩せるのは困難ですが、
これらも積み重ねることで十分ダイエットに効果があります。
あとがき
以上、運動が嫌いな人でも楽に取り組めるダイエットの方法についてご紹介しました。
ダイエットはきついものじゃないと痩せないと言う人もいますが、
むしろきついと感じるダイエットは続かないので痩せるのは困難です。
いかに楽なダイエットをするかが重要なのです。
楽なものでも、積み重ねることで普通に運動をする以上のダイエット効果を生むこともあるでしょう。
ぜひ、今回の内容を参考にして少しずつ生活習慣を改善していって下さい。
ちなみに、今回挙げたもの以外でも簡単に取り組める習慣についてまとめているので、
ぜひこちらもご覧ください。