1日で、しかも1時間で2Kg痩せる方法をご紹介します。
結構きついですが人によっては2Kg以上、少なくとも1Kgは“誰でも”確実に体重を落とすことができます。
…と、冒頭から胡散臭くなりましたが、今回紹介する方法はもちろん“非推奨”の方法です。
確かに絶対に体重を落とすことができますが、色々な問題を孕んでいるため、あくまでネタ的な感じで捉えてください。
目次
1.短時間の減量はこれしかない!
まずはじめに断っておきますが、
1日の間にKg単位で脂肪を減らすのは不可能です!
なんせ体脂肪1Kgは“7200Kcal”に相当しますからね(^_^;)
最もカロリー消費効率が良い運動のランニングでも、
これだけのカロリーを消費する場合100Km以上走らないといけないことになります。
なので、まともな方法で1日で1Kg痩せるのは物理的に不可能なのです。
しかし、ただ単純に体重を1Kg減らすとなると話は別で、
これは誰でも1時間程で実現できます。
分かりますか?
脂肪ではなく体内の60%に相当するものを排出すればいいんです。
……。
そう、“水分”です。
短期間で体重を落とすとなったらこれしかありません。
体脂肪の増減なんて一朝一夕で変わるものではありませんが、
体内の水分は1日で簡単にKg単位の変化をします。
いまいちピンときてないかもしれないので、
いかに水分で簡単に体重が変化するのか、例を挙げます。
2.水分で落ちる体重
まずは一番身近な例です。
意外なことに“呼吸”によって失われる水分はバカにできず、
その量は1時間で50g程度。
私たちは今こうして息をしているだけで、
水分は失われ、体重は減っているのです。
1日で約1200g。
つまり、1日水分を断つだけで、
1kg以上体重を減らすことが出来るというわけですね。
そして、一番わかりやすいのは“運動による発汗”です。
運動をすると汗をかくと思いますが、
その時排出される水分の量は体感よりも多いものです。
体質、運動の種類、気温によって大きく異なりますが、
1時間の発汗量は1000ml~3000mlにも及びます。
つまり、水分補給せずに1時間運動し続ければ1Kg~3Kgは体重を落とすことができるのです。
これだけでこの記事は完結しそうな気がしますが、
もう少し話を続けさせてもらいます。
もう分かったかもしれませんが、
今回の記事の主旨は『水分で簡単に体重を2Kg落とす方法』についてです。
まさしくこれは“ボクサーの減量”です。
ボクサーは試合(計量)の前日に水分で一気に体重を落として、
計量が終わると水分補給で回復します。
脂肪を落としきっていても、
水分だけで簡単に体重が1Kg、2Kg落ちるのが面白いです。
ただ詳しくは後述しますが、
これは体重が落ちるだけでダイエットとは程遠い方法なのはお忘れなく。
実用性はほとんどありません。
では次に具体的な方法を紹介します。
3.短時間ダイエットの3つの方法
短時間で大量に汗をかく方法、ボクサーの計量前日に使われる方法ですが、
主に以下の3つが挙げられます。
- ランニング
- サウナ
- 半身浴
3.1.ランニング
“ランニング”は脂肪燃焼に最も効率的な運動ですが、
それでも1回のランニングではどんなに頑張っても脂肪燃焼量は100gも満たないでしょう。
ですが“発汗量”という点でもトップクラスで、
1時間ほどで簡単に数Kg体重を落とすことができます。
その理由は、全身運動で負荷が分散されているために効率的でありながらも、
長時間行うことができるというところにあります。
もしランニングで水分を落としたいなら、
汗が出ている状態を長時間持続するのがポイントなので、
スピードはきつくない程度にゆっくり走りましょう。
さらにサウナスーツを着て走れば発汗効果UPです。
3.2.サウナ
漫画でもボクサーの減量のシーンで描写されることが多いですが、
“サウナ”はまさにボクサーの減量の定番です。
静止しているだけで簡単に汗がダラダラ出てくるので、
楽に体重を落とすことができます。
しかし、個人的にサウナはきつくて好きじゃないので、
次の“半身浴”の方がおすすめです。
3.3.半身浴
個人的に一番簡単に体重を落とせると実感しているのが、半身浴です。
お風呂に下半身だけ浸かるだけでいいので長時間苦痛なく行えますし、
汗が出始めたら中々止まらないので意外とすぐに体重を落とすことができます。
ポイントとしては汗が出始めるまでは全身浸かり、
汗が出始めたらへそ辺りまでの半身浴に切り替えることで楽に継続できます。
私は減量の時は毎回“半身浴”を行っていましたが、
体調にもよりますが“30分で500g~1Kg”程度体重を落としていました。
家の中で実践できることや、
音楽を聞いたりスマホをいじりながらできるのもポイントですね。
4.水分を落とす際の注意点
水分で体重を落とす方法について説明してきましたが、
ここで注意点についてお話します。
まず一番に言っておかないといけないことは、
『体重を落とす=ダイエット』ではないということ。
たまに、
「半身浴やサウナで汗をかくことで体重が落ち、デトックス効果で代謝UP!」
ということを目にすることがあると思います。
しかし、汗をかけばその分体が水分を欲し、
水分補給をすれば体重は元に戻ってしまいます。
それにダイエットにおいて“代謝UP”という言葉は説得力を持たすには便利な言葉ですが、
体重の増減に関わるほどの代謝を向上させるのは不可能です。
さらに、脂肪の燃焼には水分が必要ですし、
体内の水分が減ると血液がドロドロになったり健康面において様々な悪影響を引き起こします。
なので、ダイエット目的で汗をかくのはオススメしません。
ただ誤解して欲しくないのですが、
汗をかくこと自体は健康的で素晴らしい事です。
これは間違いありません。
では何が問題かというと、
“汗をかいても水分を補給しない事”です。
ただ痩せないだけではなく、脱水症状を引き起こすこともあるので、
汗をかいたらその分水分はとるのを怠らないようにしましょう。
あとがき
以上、1日(1時間)で痩せる方法でした。
今回紹介した方法は真っ当なダイエットとしては全く役に立ちませんが、
何らかの教訓になるのではないでしょうか。
“脂肪を落とす”のは一朝一夕でできるような簡単なものではありませんが、
“体重を落とす”だけなら誰でもすぐにできます。
体重を落とすこと自体にそれほど価値はありません。
このことを利用し、「即効痩せることができる」と謳ったダイエットは山ほどあるので、
“すぐに脂肪を落とす方法は存在しない”ということを頭に入れていきましょう。
真っ当に痩せるには1ヶ月で1~2Kgだけ痩せるような地味なダイエットをすべきです。
是非こちらをご覧下さい。