
ダイエットにおいてよく「基礎代謝」という言葉を聞くと思いますが、自分の基礎代謝量はどのように求められるのか、平均的な基礎代謝量はどの程度なのか、ご存知でしょうか?
よく耳にする言葉なのに、詳しく知らない人は多いと思います。
そこで今回、基礎代謝量の計算方法や平均基礎代謝量についてご紹介します。
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基礎代謝量の計算
以下の計算機に体重を入力し、
ご自身の性別の箇所の年齢を選択すれば基礎代謝量を計算することができます。
基礎代謝とは?
そもそも基礎代謝とは何なのか、簡単に説明します。
私達が1日で消費するカロリーのうち、
何もせずとも体の組織を維持・作用させるためのカロリーのことです。
つまり、運動したり食事をしたりする際に消費するカロリーを除いた分のカロリー、
言い換えれば、一日中運動や飲み食いせずにボーっとしていた時に消費するカロリーを指します。
普通の生活をしていれば、
基礎代謝は1日の全消費カロリーのうちの6~7割程。
もちろん、運動をほとんどしない人は1日の消費カロリーのうち基礎代謝の割合は高くなり、
運動量が多い人は基礎代謝の割合は低くなります。
基礎代謝は体の組織を維持したり作用させる際のエネルギーなので、
体が大きい人程その量は多くなります。
脂肪や筋肉がついたら基礎代謝量は増え、
逆に落ちたら基礎代謝量は減るということです。
年齢とともに筋肉が落ちて体の機能も衰えてくるため、
基礎代謝は年々下がっていきます。
基礎代謝の概要をまとめると以下の通り。
- 1日に消費されるカロリーのうち、運動や食事の際に消費されるカロリー以外のカロリー
- 何もしなくても消費されるカロリー
- 消費カロリーのうち6~7割を占めるカロリー
- 基礎代謝量は体の大きさによって増減する
- 基礎代謝量は年々下がっていく
基礎代謝量の計算方法
基礎代謝量を正確に求めるなら体組成(体脂肪率・筋肉量など)を測定する必要がありますが、
性別・年齢・体重から簡易的に求める方法があります。
計算方法は色々あるのですが、
代表的なものは年齢・性別ごとに定められた『基礎代謝基準値』を『体重』にかけるといったものです。
年齢・性別ごとの基礎代謝基準値は以下の通り。
この値を体重にかけることで基礎代謝量を計算します。
ちなみに、最初にご紹介した計算機もこの計算を用いています。
日本人の平均基礎代謝一覧表
続いて、日本人の平均基礎代謝量について見ていきましょう。
以前、日本人の年齢や性別ごとの身長・体重・BMIの平均についてまとめましたが、
これと今回紹介した基礎代謝基準値を用います。
以前の記事はこちら。

以下の表が男女の年齢ごとの平均基礎代謝量です。(小数点以下は切り捨て)
基礎代謝をダイエットに活用する方法
さて、基礎代謝量について色々と見ていきましたが、
これをどのようにしてダイエットに活かせばよいのか。
ダイエットにおいてよく
「基礎代謝を上げると楽に痩せることができる」と言われますが、これは誤りです。
基礎代謝を上げるには体を大きくしないといけないので、
ダイエットをしながら基礎代謝を上げるなんて不可能ですからね。
詳しくはこちらに解説しています。

基礎代謝は1日の消費カロリーの目安になります。
なので、これを基にして目標体重・ダイエット期間を定めることで、
1日に摂取できるカロリーが計算できるのです。
基礎代謝量自体ではなく、
基礎代謝量を基にした「1日の消費カロリー量」が大事ということですね。
これについては以下の記事をご覧ください。
