ダイエットの基礎知識

なぜ食べても太らない人がいるのか?太りにくい体質にする方法は存在する?

「あの人はたくさん食べるのになんで太らないんだろう?」

「自分とは何が違うんだろう?」

食べても太らないというような人は誰しも周りに一人はいるのではないでしょうか。

そういう人は大抵は影で努力していたり、見えないところで人よりもカロリーを多く消費する習慣が身についていたりするものです。

ただ、実は極まれに体質や病気のため太らないという人はいます。

よくこういう話になると、筋肉をつけたり基礎体温を高くすれば基礎代謝を上がるので太りにくい体質が作れると言われますが、こういったものとは全く別です。

そもそも基礎代謝を簡単に上げる方法はありませんしね。

では今回、食べても太らない人とはどういう人なのか、自分自身が太らない体質になるということは可能なのかを説明していきます。

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食べても太らない人は栄養を吸収できない体質や病気

人が痩せたり太ったりするのはカロリーの収支で決まります。

摂取カロリーが多い人は余ったエネルギーを脂肪として溜め込み、
消費カロリーが多い人は足りないエネルギーを脂肪を分解することで作り出す。

これがダイエットにおける最も基本的かつ重要な理論になります。

食べても太らないということは、
人よりも極端に消費カロリーが多いか、または見た目以上に摂取カロリーが少ないかです。

大抵は人よりも消費カロリーが多いという場合ですが、
実は食品から栄養をうまく吸収できないために摂取カロリーが少なくなるということがあります。

栄養の吸収率が落ちる症状のことを総称して『吸収不良症候群』と言いますが、
通常よりも胃が垂れ下がってしまう症状の『胃下垂』はわりと身近なものなので聞いたことがあるかもしれません。

こういった症状がある人は「食べても太らない」なんて羨ましがられますが、
実際には「食べても栄養があまり吸収できない」という症状なので辛い思いをしている人は多いです。

無理して人よりも多く食べないといけないというのは苦痛ですし、
その苦痛を周りに理解されないどころか羨ましがられるわけですからね。

食べても太らないというのは一見特別な資質のように見えますが、
実際にはそういうわけではないということを理解しましょう。

食べても太らない体質を作ることはできるのか?

結論をいうと、普通の人が自らを食べても太らない体質にすることは非現実的です。

太らないというのは、
摂取カロリーを少なくするか消費カロリーを多くするしか方法がないのですが、
いずれにしても体質でなんとかなるものではありません。

摂取カロリーを少なくする体質は非現実的

例えば胃バイパス手術など、医療行為によって食べものの吸収率を落とすことはできますし、
前述した『吸収不良症候群』になれば太らない体質になるでしょう。

しかし、いずれの場合も現実的ではありませんよね。

同じ食べ物を食べれば、
人はほぼ同等の栄養を吸収して同等のカロリーを蓄えます。

摂取カロリーを減らすには体を変えるのではなく、
食事を変えるしか方法はないのです。

では、消費カロリーが多くなる体質を作ることはできないのでしょうか?

消費カロリーを体質で増やすことは不可能

ダイエットにおいて『基礎代謝』と絡めて、
「体質を改善すれば消費カロリーを増やすことができる」なんてことがよく言われます。

実際にネットで「痩せる体質を作る方法」「太りにくい体質を作る方法」なんてタイトルで、
基礎代謝を上げる方法がいくつも紹介されています。

以下のものが代表的です。

  • 筋肉をつける
  • 温かい飲み物で体を温める
  • ストレッチをして血流を良くする
  • 3食しっかり食べる
  • 姿勢をよくする
  • お風呂に入る
  • たくさん寝る
  • 特定の食べ物を食べる
  • 水をたくさん飲む

基礎代謝というのは安静にしている時の消費カロリーを指し、
運動している時の消費カロリーは基礎代謝に運動強度をかけた値になります。

基礎代謝が高ければ高いほど1日の消費カロリーもグンと高くなるので、
ダイエットにおいて「基礎代謝を上げると自然と痩せる体質になる」と言われるのです。

こういった文言がインチキダイエットの理論によく使われるので騙されないようにしましょう。

ダイエットにおいて基礎代謝が簡単に増減するかのように言われますが、
それは大きな間違いです。

基礎代謝は大部分が体を構成する組織(筋肉や脂肪)の重量で決まるからです。

よく考えてもらえば分かると思いますが、
基礎代謝とは、24時間安静にしている時に消費するカロリー量を指しますが、
これが上がるということは24時間、常に効果があるということです。

体温を上げたり血流をよくしたりしたりなど、
どれも一時的な効果でしかありません。

ストレッチをする、姿勢をよくする、お風呂に入るなどは基礎代謝に関係なく、
ただ単にカロリーを消費する行動です。

そして一番誤解されているのが、筋肉をつけるということ。

筋トレをするだけで筋肉がつくと思っている人は多いのですが、
筋肉をつけるにはそれ以外にも食事をしっかり摂る必要があります。

脂肪を落としながら筋肉をつけるのは不可能で、
筋肉をつけるには脂肪がつくのも覚悟する必要があるのです。

いずれにしても痩せたら基礎代謝は落ちるものなので、
「ダイエットで痩せること」と「基礎代謝を向上させること」は真逆のことだったのです。

基礎代謝を上げるには体を大きくするために食事をいっぱい食べる。
これが唯一の方法です。

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食べても太らない生活習慣は身につけることができる

食べても太らないという人は、
太らない生活習慣が身についている場合が大半です。

ただ運動だけがカロリーを消費するわけではありません。

細かい生活習慣が身につくことで自然と消費カロリーを増やすことはできますし、
何気ない習慣で摂取カロリーを減らすこともできます。

周りの人からすると、
それが「食べても太らない」「何もしなくてもスリムな体型を保てている」と見えるのです。

細かな習慣の積み重ねだからこそ自分は努力しているとは思わないものですし、
周りからも努力しているようには見えないものです。

ダイエットは頑張って食事制限したり運動したりすることを指すと思っている人は多いですが、
一時的な頑張りは必ずリバウンドに繋がります。

ダイエットは続けられない限り体重はもとの値に収束するようになっているので、
結局は習慣を見直さないと根本的な解決になりません。

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逆に習慣が身につくと、
一時的に食べすぎて太ったとしても、自然と元の体重へと戻ります。

簡単な生活習慣を積み重ねることこそがダイエットにおける本質なのです。

手軽にできる生活習慣についてはこちらにまとめているので、
ぜひこちらもご覧ください。

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