食品・食材

餃子のカロリー・栄養|餃子ダイエットは非効率で体に悪い!

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餃子はカロリーが高くて太りやすいというイメージがあるかと思います。

しかしその一方で餃子を食べることで痩せる『餃子ダイエット』なるものまであります。

そこで今回、餃子は本当にダイエットに使えるのか、カロリーと栄養成分を元に解説していくので、是非参考にして下さい。

餃子のカロリー

まずは餃子のカロリーについて見ていきましょう。

焼き餃子1個/1皿のカロリー

焼き餃子のカロリー
  • 餃子1個(24g):48Kcal
  • 餃子1皿(5個、120g):240Kcal

居酒屋やファミレスなど外食店で出されている焼き餃子は、
1個あたり30Kcal~60Kcalくらいです。

大きさや具材などでカロリーが前後します。

冷凍食品の餃子のカロリー

続いて冷凍食品の餃子のカロリーについてです。

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  • セブンイレブン 焼き餃子5個入り(85g):174Kcal(1個35Kcal)
  • ファミリーマート ジューシー豚肉焼餃子5個入り(100g):235Kcal(1個47Kcal)
  • ローソン 焼餃子5個入り(80g):167Kcal(1個33Kcal)
  • 味の素 ギョーザ 12個入り(300g):528Kcal(1個44Kcal)
  • 大阪王将 羽根つき餃子 12個入り(314g):559Kcal(1個46Kcal)

1個あたり30Kcal~50Kcal程度ですね。

コンビニの冷凍餃子は量が少ないので全体で200Kcal前後、
味の素などスーパーで売られている冷凍餃子は1袋500Kcal~600Kcalくらいです。

餃子の種類ごとのカロリー

続いて餃子の種類ごとのカロリーです。

  • 水餃子1個:25~40Kcal
  • 焼き餃子1個:30~60Kcal
  • 揚げ餃子1個:70~100Kcal

大体ですがこのように、
『水餃子<焼き餃子<揚げ餃子』
とカロリーは高くなっていきます。

餃子は炭水化物も多いですが、
調理の際の油が一番カロリーのもとになります。

ダイエット中であれば水餃子がおすすめです。

餃子の栄養

続いて餃子の栄養について見ていきましょう。

餃子は炭水化物(皮)、たんぱく質(豚肉)、ビタミン・ミネラル(豚肉、ニラ、キャベツ)、
各種栄養が摂れる食品です。

特に重要な栄養素としては以下のものが代表的です。

  • たんぱく質:三大栄養素の一つ。体の大部分を構成する成分で、全身の美容や健康、筋肉に関わる栄養素
  • ビタミンB1:エネルギー代謝や神経機能に関わるためビタミン
  • ビタミンC:抗酸化作用やコラーゲンの合成に関わるビタミン
  • 鉄:赤血球をつくっているヘモグロビンの成分となる

では、餃子は栄養豊富で健康にいい食品なのかというと、
そういうわけではありません。

なぜなら、重要な栄養源である豚肉やニラ、キャベツに対して、
油や炭水化物の割合が多いからです。

上記の栄養素も1食の必要量まで摂取しようとすると3皿程食べないといけないことになり、
カロリーも摂りすぎてしまうことになります。(700Kcalオーバー)

餃子をおかずにご飯を食べる場合はさらに炭水化物を摂ることになるため、
摂取カロリーはもっと高くなりますね。

また、餃子は塩分が多いのも欠点として挙げられます。
餃子自体もそうですが、タレとして使う醤油も塩分の元です。

1日に推奨される塩分摂取量は男性8g未満、女性7g未満なのに対し、
餃子5個+タレで塩分は4g近くにもなってしまいますからね。

関連記事:塩分の1日の摂取量は?摂り過ぎや不足の症状『むくみ』『高血圧』の予防

つまり、

  • カロリーの割に栄養成分が乏しい
  • 塩分が多い

これらの理由より、餃子は体にいいとは言い難い食品なのです。

餃子ダイエットはNG

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納豆ダイエット、ヨーグルトダイエット、リンゴダイエットなどのように、
「(食品名)ダイエット」というようなダイエット法は数多く提唱されています。

案の定、餃子にも“餃子ダイエット”というものがあります。
方法としては毎日1食を餃子だけで済ますという『置き換えダイエット』です。

さて、これで痩せるのかどうかということですが、
食べる餃子の数を少なくし摂取カロリーを抑えることができれば当然痩せることはできるでしょう。

毎日夕食600Kcal摂っていた人が餃子5個で240Kcalに抑えたら、
360Kcal分のダイエット効果が見込めます。

しかし、高カロリーで栄養が乏しい餃子を使う必要があるのかというと、
全くその必要性はありません。

餃子に痩せる成分なんて含まれているはずもないですし、
特別お腹が膨れるとか腹持ちが良いなんてこともないので、
食欲を抑えるのに辛い思いをすることになるでしょう。

また、栄養も十分摂れないので、健康や美容を害してしまうことも考えられます。

置き換えダイエットをする時に重要なのは、
余計な栄養成分(脂質や糖質)をあまり含まず、
たんぱく質ビタミンミネラル食物繊維などが豊富な食品を使うことです。

プロテイン”や“ささみ”、“サラダチキン”、“グリーンスムージー”などですね。

そういった意味では脂質や糖質が多い割に重要な栄養素が乏しい餃子は、
置き換えダイエットに不向きな料理と言えるでしょう。

餃子は太りやすいのでダイエット中には控えるのをおすすめします。

あとがき

以上、餃子のカロリーや栄養についてでした。

栄養面で見たら体にいい料理とは言えませんが、
毎日たくさん食べたりでもしない限り太ったり健康を害したりすることはないので、
そこまで敬遠する必要もありません。

しかし、ダイエット中にあえて食べる意味もありません。

もしダイエット中に食べたいのであれば、
水餃子にしたり、具のキャベツやニラの割合を増やすなどしましょう。

著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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