ランニンググッズとして必須ではありませんが、あれば間違いなく便利なのが“ランニングウォッチ”です。
マラソン本番やトレーニングには欠かせませんし、ダイエットや健康維持が目的のランニングにおいても非常に重宝します。
しかしランニングウォッチはいろんなメーカーがいろんなモデルを出しているため、どれを選べばいいのかわからない人は多いでしょう。
そもそもランニングウォッチについてよく分からないという人も多いと思います。
- 商品ごとの違いはどこにあるのか?
- 相場はどれくらいか?
- そもそもランニングウォッチで何ができるのか?
- スマホではいけないのか?
- どういう基準で選べばいいのか?
- どのメーカーが良いのか?
- GPS機能は重要なのか?
などなど。
今回、これらの疑問を一気に解消し、あなたが自分に合ったランニングウォッチを見つけられるように一から詳しく解説していきます。
ランニングウォッチの種類と違い
今までランニングウォッチに触れたことがない人は、
種類ごとにどんな違いがあるのかよくわからないかと思います。
ランニングウォッチの価格帯は数千円~数万円とピンきり。
性能やデザインにおいて大きな差がありますからね。
数千円のランニングウォッチと数万円のランニングウォッチは何が違いのでしょうか。
まず大きな分類として、3種類に分けることができます。
- GPS機能なしのランニングウォッチ(数千円~1万円強)
- GPS機能付きのランニングウォッチ(1万円弱~5万円強)
- スマートウォッチ(数千円~5万円)
それぞれの低価格・中価格・高価格の人気モデルの例を挙げると以下の通り。
※値段は2018年5月時点のAmazonを参考。Apple Watchは公式の最安のオプションの場合。
ランニングウォッチとスマートウォッチの違いに明確な境界はありません。
強いて挙げるなら、ランニングの計測がメインとなるのがランニングウォッチ、
スマホの拡張機器でなおかつランニングの計測は数ある機能のうちの一部というのがスマートウォッチです。
これらは用途や値段が大幅に違ってくるので、
まず自分の用途にあったのがどれなのかをはっきりさせましょう。
またそれぞれの主要なメーカーも異なるので、
まず1.2.3のどのタイプなのかを選べば自然とメーカーも絞れ込めて候補となる商品が見えてきます。
- ランニングウォッチは大きく分けると「1.GPS機能なし」「2.GPS機能付き」「3.スマートウォッチ」の3種
- ランニングウォッチのことがよく分からないという人はまずはそれぞれの特性を知り、どれが自分の用途に合っているかをはっきりさせるのが重要
- これがはっきりするとメーカーや商品が絞り込める
【タイプ1】GPS機能なしのランニングウォッチ(2千~1万円強)
ランニングウォッチはいろんな種類がありますが、
まず一番大きな違いは“GPS機能の有無”です。
GPS機能が付いているかどうかで用途・値段が全く別物になると考えましょう。
ガラケーとスマホくらい違うものです。
簡単に説明するなら、
基本的にランニングウォッチはGPS機能で『移動距離の計測』を行っているため、
それに伴う以下のことができないということです。
- 走行距離の計測
- 走ったコースの記録
- ペースの記録
- ラップタイムの自動記録
イメージとしては「ストップウォッチ機能付き腕時計」。
距離を把握しているコースを走る場合はGPS機能なしでも構いません。
不必要な機能があったらかえって使いにくいという場合もありますし、重量も大きくなってしまいますからね。
GPS機能がないランニングウォッチでも、
価格が上がっていくと以下の機能がついてきます。
- バックライト
- インターバル機能
- 心拍数計測
- デザイン性向上
- 使いやすさUP
- 加速度センサーによる距離測定
中には加速度センサーで距離測定ができるものもありますが、
GPSに比べて精度は劣りますし低価格帯のGPS機能付きのランニングウォッチと値段は変わらないのであまりオススメしません。
【タイプ2】GPS機能付きランニングウォッチ(1万円弱~5万円強)
GPS機能付きランニングウォッチは
距離やコース、ペースの計測がデフォルトで付いているため、値段は大きく跳ね上がります。
安いエントリーモデルでも1万円弱。
ハイエンドモデルになると5万円以上にもなります。
(メーカーによっては10万円近くするものも)
この値段の差は“機能性”や“デザイン”によるものです。
ただし一番手軽なものでも最低限の性能・機能はあるため、
ランニングの記録を計測して保存するだけなら特に困らないでしょう。
高価格帯になるとと以下のようにあらゆる機能が付与されます。
- 測定精度の向上(GPSの補助機能)
- 動作時間の向上
- 心拍数測定機能
- バックライト
- タッチパネル
- 1日の消費カロリー測定
- コンパス
- 気圧高度計
- ランニングフォーム解析
- スマホ連携(カレンダー・天気・通知etc)
- フルマラソンタイム予想
- スリープモニタリング
- トレイルラン・スイム・サイクリングなどマルチスポーツ対応
基本的に機能性と値段はトレードオフの関係にあります。
自分の用途や予算を考慮しながらどのランニングウォッチにするか選びましょう。
【タイプ3】スマートウォッチ(数千円~5万円)
スマートウォッチはスマホとの連携を前提とした時計です。
スマホの機能を拡張する機器と考えていいでしょう。
ランニングを測定・記録する機能はごく一部に過ぎないので、
この機能だけを目的とするなら通常のランニングウォッチと比べると費用対効果は劣ります。
安価なものだと“スマホを携帯しないと測定できない”、“GPSの精度が低い”などのデメリットがあります。
しかし最新のApple Watch(36800円~)は、
ハイエンドのランニングウォッチに劣らない測定精度を誇り、
単独でスマホの代わりとして携帯できるほど多機能です。
通話、メッセージの返信、Siri、音楽再生、Apple Pay、Suicaのチャージなどなど。
スマートウォッチは運動以外にも幅広く活用することができ、
生活を豊かにしてくれるのが大きなメリットです。
運動時以外の機能でも惹かれるものがあるなら、
これを機にスマートウォッチを購入するというのも十分アリです。
ランニング時に大きくて邪魔なスマホの代替になるというだけでも、
高価格のランニングウォッチにはない強みですね。
ただし安価なものだとスマートウォッチ自身にGPSが付いていないので、
ランニングの際にはスマホを携帯する必要があります。
GPS付きのスマートウォッチは大体15000円~となり、
それ以下のものはあくまでスマホの補助機能としての意味合いが強いです。
しかしそれでもスマホと同期させることで、
スマホのコントローラー代わりに使えるのでこれはこれでオススメ。
本来、ランニングの際に信号待ちで計測を一時停止させたり音楽の操作をしたりするには
わざわざポケットからスマホを取り出す必要があり、これが結構煩わしいものです。
計測中のペースを確認するだけでもスマホの画面を覗き込まないといけませんからね。
アームバンドでスマホを固定するという方法もありますが、
指紋認証や顔認証のハードル、操作性の悪さ、見た目の不格好さなどの理由からあまり実用的ではありません。
しかし数千円のスマートウォッチでもこれらの問題を解決できるのです。
ランニングウォッチの種類まとめ
ランニングウォッチ・スマートウォッチの違いについてまとめると以下の通り。
比較項目 | 【GPS機能なし】 ランニングウォッチ |
【GPS機能あり】 ランニングウォッチ |
スマートウォッチ |
---|---|---|---|
概要 | 基本的に距離の計測はできないのでシンプルな機能しかない。 | ランニングのデータの計測に特化した機器。 | スマホの拡張機器。ランニングの計測は機能の一部。 |
基本機能 | ・走行時間の測定 ・ラップタイムの手動記録 ・時間の表示 ・電池式(充電不要) |
・走行距離の測定 ・走ったコースの記録 ・ペースの記録 ・ラップタイムの自動記録 |
・スマホと連動して距離やコースの測定が可能 ・スマホの通知の確認 ・目覚まし ・アラート |
高価格モデルの+αの機能 | ・タイマー ・バックライト ・心拍数測定 ・デザイン性UP ・使いやすさUP |
・心拍数測定 ・音楽再生 ・フォーム解析 ・消費カロリー測定 ・コンパス ・気圧高度計 ・スマホ連携 ・マラソンタイム予想 ・スリープモニタリング ・マルチスポーツ対応 |
・消費カロリー計測 ・スマホを携帯せず単独で計測可能 ・音楽再生 ・通話 ・電子決済 ・Suicaチャージ |
こんな人におすすめ | ・距離の計測が不要な人 ・最低限の機能だけで十分な人 ・とにかく安いランニングウォッチがいい人 ・充電が面倒な人 ・スマホをもっていない人 |
・本格的にマラソンに取り組む人 ・ランニングなど運動時に使うのがメインの用途の人 ・スマホをもっていない人 |
・ランニングの計測以外の機能に魅力を感じる人 ・ランニング中もスマホの機能を使用したい人 ・スマホの携帯でかさばるのが嫌な人 |
主要メーカー | ・CASIO ・SEIKO ・asics |
・GARMIN ・SUUNTO ・EPSON ・POLAR |
・Apple ・その他多数 |
ちなみに機能面以外でもモデルによって以下の項目において差があるので、
これらもチェックする必要があります。
- 重さ
- 稼働時間
- ディスプレイの見やすさ
- データの管理
- アプリの連携
- タッチパネル有効or無効
- バックライト機能
では3つのタイプのランニングウォッチを価格帯・機能別にオススメ商品をまとめていきます。
オススメのランニングウォッチ【GPS機能なし】
GPS機能なしのランニングウォッチのメーカーは以下の3つが代表的で、
各種モデル・型番を合わせると全部で28種類。
- CASIO
- SPORTS GEAR:13種(2000~7700円)
- PHYS:2種(3000~8600円)
- SEIKO
- スーパーランナーズEX:1種(10000円)
- スーパーランナーズソーラーモデル:1種(10000円)
- asics
- for Race :7種(5000~10000円)
- for Training:4種(10000~15000円)
これらは2000円~1万円の価格差がありますが、
共通のスペックや機能をまとめると以下の通り。
- 機能
- 現在時刻表示
- タイムの計測
- ラップタイムの記録
- 防水性:5~10気圧
- 重量:30~60g(大体40g前後)
- 電気:充電式ではなく電池式
では違いはどこにあるのでしょうか?
代表的なのは以下のものが挙げられます。
- 記録できるラップメモリ数
- 心拍数測定機能
- インターバル機能
- バックライト
- 加速度センサーによる距離測定機能
これらを考慮し、
用途に合ったランニングウォッチを紹介します。
【ケース1】最低限の機能で構わない場合
とにかく安価なランニングウォッチを求める場合、
CASIOの2つのモデルに絞られます。
CASIO SPORTS GEAR W-734J
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
CASIO PHYS STR-300C
同じくコストパフォーマンスにおいて突出しているランニングウォッチ。機能はSPORTS GEAR W-734Jとあまり変わりません。
これよりもこれよりよいものとなると5000円~になります。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
【ケース2】本格的にトレーニングに用いたい場合
本格的にトレーニングに用いる場合にオススメなのが2つ。
asics AR08
ラップ・スプリットを150周記録、2つのタイム表示、異なるインターバル時刻の設定、などなどトレーニングにおいて重宝する機能が充実したランニングウォッチです。
またLEDを点滅させることもできるため、夜間でも安全かつ画面が見やすいというのも特徴。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
asics AR01
さらにラップタイム500周、メモ機能、電池寿命3年。AR08と比べると若干機能性やスペックが高いランニングウォッチです。
また軽さや薄さも特徴として挙げられ、ストレスフリーでトレーニングに使えるのは大きなメリット。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
ただしこれらと同等の値段でGPS機能付きのランニングウォッチが購入できるので、要注意。
【ケース3】距離を測定したい場合
前述しましたが、
GPS機能がついていなくても加速度センサーで速度や距離などを計測することができます。
SEIKO スーパーランナーズEX
GPS機能なしで距離が測れる数少ないランニングウォッチ。
機能やスペックも充実しており、トレーニングでの実用性は抜群です。
ただし費用対効果を考えるとGPS機能付きのタンニングウォッチの方がお得なので、
あまりオススメしません。
こちらスーパーランナーズEXのレビュー記事です。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
この他のGPS機能なしのランニングウォッチのスペックを詳細に知りたいという場合、
公式HPをご覧ください。
オススメのランニングウォッチ【GPS機能あり】
GPS機能付きのランニングウォッチのメーカーは以下の4つが代表で、
候補して挙がるのは13種程です。
- GARMIN(ガーミン):4種
- SUUNTO(スント):2種
- EPSON(エプソン):3種
- POLAR(ポラール):4種
中でもGARMINは幅広い商品を出しておりどれも値段に対して高品質なので、
「GPS機能付きランニングウォッチと言えばGARMIN」と言ってもいいほど突出したメーカーです。
デザインに問題なければGARMINの中から用途に合うモデルを選ぶのが無難。
SUUNTOはデザイン性は高評価ですが、機能に対して値段は高く、重量も若干重いです。
よっぽどデザインが好みでもなければオススメしません。
それに対しPOLARとEPSONはエントリーモデルからハイエンドモデルまで、
機能が付加するに連れて値段が上がっていくので自分の用途に合わせて選べます。
正直同じ価格帯のものなら機能面では似たり寄ったりといった感じなので、
『1.好きなデザインでメーカーを決め』、『2.メーカーの中から用途にあったモデルを選ぶ』という手順で選んでも構いません。
これらの商品を比較する上で注目すべきなのは以下の項目です。
- GPS精度
- 駆動時間
- 心拍数測定機能(ベルト着用or時計のみ)
- ライフログ(1日の歩数や消費カロリーなどの記録)
- マルチスポーツ対応
- スマホ連携
以上を考慮し、
用途に合ったオススメのランニングウォッチを紹介します。
【ケース1】最低限の機能で構わない場合
マラソンに使うというわけでもなく、
日常での消費カロリー計測に使うというわけでもなく、
ただ普段のランニングの計測に使うという場合にオススメのランニングウォッチです。
GARMIN ForeAthlete 10J
安価なだけ合って他のGARMIN製のものと比べると見た目チープな感じがしますし、
機能は少なく、基本ランニングの測定くらいにしか使えません。
動作時間も5時間と短めなので、
フルマラソンなどで長時間使う分には心もとないです。
しかしそれでも初心者が普段のランニングに使う分には困ることはないでしょうし、
シンプルな分使いやすいかと思います。
こちらはForeAthlete 10Jの機能や使用感が画像とともに分かりやすく解説されています。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
EPSON WristableGPS Q-10G
EPSONのこちらの製品も上記のForeAthlete 10Jと機能はほとんど変わりませんが、
こちらは活動量計として“1日の消費カロリーが分かる機能”が付いています。
WristableGPS Q-10Gのレビューはこちら。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
いずれもスマホのランニングアプリの代替としては十分なので、
スマホを携帯せずにランニングの距離やペースなどを測定したい人にとっては最初に候補に上がるのではないでしょうか。
特にGARMINとEPSONは日本独自の測位システム「みちびき」に対応しており、
高い測定精度もポイントの一つです。
【ケース2】時計単独で心拍数の計測がしたい場合
ランニングウォッチは心拍数が測れるかどうか、
またバンドなどの着用なしに単独で測れるかどうかというのも選び方のポイント。
ランニングの度に胸にバンドを巻くのは面倒でしょうしね。
時計のみで心拍数が測れるものとして、
最も安いのがこちらのPOLARのモデルです。
POLAR M200
先ほど紹介した2つに単独での“心拍数測定機能”と“スマホの通知機能”がプラスされたものといったイメージ。
ただ「みちびき」に対応していないので、
高いビルや渓谷などで電波が遮られた時の測定精度は落ちるのが考えられます。
POLAR200の詳細のレビューはこちら。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
そしてもう一つオススメなのがこちらです。
GARMIN ForeAthlete 35J
画面がモノクロということ以外に欠点らしい欠点が見つからないモデル。
37.3gという圧倒的な軽さであらゆる機能が充実しています。
“スリープモニタリング”や“スマホ通知”、“スマホ探索”、“スマホのミュージックコントローラー”などなど、ランニング以外の機能も付いているので、スマートウォッチとしても有能です。
ForeAthlete 35Jについて、選んだ理由から特徴、使用画面、感想など丁寧にレビューされており非常に参考になります。
▷ForeAthlete 35J レビュー ~ 入門機種なのに機能充実!活動量計としても使えるランニングウォッチ | MasaLog
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
【ケース3】より本格的な機能が欲しい場合
マラソンに向けてのトレーニングを充実させたり、
日々のトレーニングのモチベーションを保つのに役立つ機能を供えたランニングウォッチの紹介です。
ランニングウォッチの中でもベストセラー商品がこちら。
GARMIN ForeAthlete 235J
ForeAthlete 35Jと比べると画面がカラーになり見やすくなっています。
そして“測定精度の向上”や“最大酸素摂取量(VO2Max)の計測”、“リカバリーアドバイザー”、“マラソン予想タイム”、“トレーニングの種類の充実”などなど、機能面で大幅に強化されているのです。
マラソンのトレーニングに用いるのであれば、これを購入して後悔することはないでしょう。
ForeAthlete 235Jの使用感について良かったところ悪かったところが丁寧に解説されています。
▷ガーミンのランニングウォッチ「ForeAthlete 235J」の6週間使用レビュー。運動強度が分かるって素晴らしい。
このモデルは非常に人気なので、他にもレビューはたくさんあります。
▷【レビュー】GARMIN 「ForeAthlete@ 235j」は、ランニングする人にはもちろんのこと、しない人でも大活躍間違い無しなランニングウォッチだ!
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
【ケース4】長時間のウルトラマラソンやトライアスロンに使用する場合
これまで紹介したランニングウォッチでも動作時間は10時間前後はあるので、
フルマラソンに使うくらいなら何の問題もないでしょう。
しかし10時間を超えるウルトラマラソンでは不安ですし、
スイムに対応していないものも多くそれらはトライアスロンに使えません。
そこでさらにグレードアップしたハイエンドのランニングウォッチを紹介します。
GARMIN ForeAthlete 935
GPS使用時の動作時間が最大21時間、スイムに対応しているGARMINの最上級のランニングウォッチです。
あらゆる機能が付加されており基本何でもできます。
特徴的なものとしては、“気圧高度計”や“電子コンパス”、
そして“ランニングフォームのアドバイス機能”や“トレーニングの過不足評価”や“パフォーマンスのモニタリング機能”、“マルチスポーツ対応”など。
ウルトラマラソンやトライアスロンに出場しない人でも役立つ機能はあるので、
予算が許すのであればオススメの一品です。
Foreathlete 935のレビューですが、特にフォームのアドバイス機能「ランニングダイナミクス」がどういったものなのか記載されています。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
GPS機能付きランニングウォッチを紹介してきましたが、
機能と値段を考えると結局「GARMINの中から選んでおけば間違いない」となってしまいます。
同じメーカーだと製品を比較するのが楽というのもありますね。
もっと詳細に一つ一つの製品を比較したいという場合、
それぞれの公式HPを参考にしてください。
オススメのスマートウォッチ
最後にスマートウォッチについて、
用途に合わせてオススメの製品をの紹介します。
【ケース1】スマホのコントローラー代わりとして使う場合
スマートウォッチ ANEKEN
これはスマートウォッチの中では値段はリーズナブルですが、高評価の商品です。
GPSは内蔵していないのでランニングの際にはスマホを携帯する必要がありますが、
それでもランニングの記録はスマホを取り出さなくても手元で確認できますし、音楽の操作もできるので非常に重宝します。
ランニング用のアームバンドでも安いもので1000~2000円ほどするのを考えるとこちらの方がオススメです。
もちろん、ランニングでの使用は一部の機能のみなので、
それ以外のスマートウォッチとしての機能も色々とあります。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
【ケース2】スマホを携帯せずにランニングをしたい場合
Ticwatch E
GPS内臓のスマートウォッチの中では安価な商品がこちらです。
Android Wear2.0搭載で、
アプリを入れれば音楽をダウンロードできるので、
スマホを携帯せずにランニングの計測&音楽の再生ができます。
iPhoneユーザーの場合、Androidよりもできることは限られますが、
ランニングの計測&音楽の操作は問題なくできるようです。
※価格と評価は、2018年5月10日時点のAmazonの情報を参考にしています。
【ケース3】最上級の測定精度のスマートウォッチ
スマートウォッチは機能が多岐に幅広い分、
一般的なランニングウォッチと比べると費用対効果は低いです。
しかしそれでも最新の『Apple Watch series3』は上級ランナーにも支持されるくらいスペックは優れています。
それに加えて通話やメッセージの返信、Apple Pay、Suicaのチャージなど、
スマホを携帯しなくてもだいたいのことは単独で行なえます。
iPhoneユーザーであれば、
Apple Watchもランニングウォッチの選択肢の一つに入れても良いのではないでしょうか。
Apple Watch series3のスペックや機能などは公式サイトをご覧ください。
ちなみにApple Watch series3を購入するとなると、
「通常バージョン」か「NIKE+バージョン」のどちらかになると思います。
ただしこれらはデザイン面以外では大した違いはありません。
NIKE+の方はバンドに穴が空いており通気性がよくなっているため、
運動に向いているというのが一番大きいですね。
上級ランナーによるApple Watchの性能の検証です。
▷Apple Watchのランニングウォッチとしての性能をサブ3.5のランナーが検証してみた
GARMINを愛用している上級ランナーによるApple Watchのレビューです。
まとめ
最後に今回紹介したランニングウォッチについてまとめます。
※左右にスクロールします。
商品名 | SPORTS GEAR W-734J | PHYS STR-300C | AR08 | AR01 | スーパーランナーズEX | ForeAthlete 10J | WristableGPS Q-10G | M200 | ForeAthlete 35J | ForeAthlete 235J | ForeAthlete 935 | スマートウォッチ ANEKEN | Ticwatch E | Apple Watch series3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メーカー | CASIO | CASIO | asics | asics | SEIKO | GARMIN | EPSON | POLAR | GARMIN | GARMIN | GARMIN | 不明 | 不明 | Apple |
商品画像 | ||||||||||||||
種類 | GPSなし | GPSなし | GPSなし | GPSなし | GPSなし | GPSあり | GPSあり | GPSあり | GPSあり | GPSあり | GPSあり | スマートウォッチ | スマートウォッチ | スマートウォッチ |
特徴 | 最低限の機能のみ | 最低限の機能のみ | 充実したトレーニング機能に加えてLED連続点灯機能付き | AR08よりも若干スペックが高く、本体も薄くて軽い | 加速度センサーで距離を測定できる | GPS機能つきの中で最も低価格 | 最低限のランニングウォッチの機能+活動量計としての機能 | 心拍数測定機能+スマホの通知機能 | 画面はモノクロだが機能が大幅に増え、スマートウォッチとしても優秀 | ランニングウォッチのベストセラー・機能面においてさらに大幅に強化 | 21時間の動作時間・ フォームのアドバイス機能など |
エントリーモデル・ランニング時にはスマホの携帯必須だが、コントローラー代わりになる | GPS内臓なのでスマホを携帯する必要がない・Android Wear2.0搭載 | 最上級の測定精度のスマートウォッチ・単独でiPhoneの代わりの機能が代替使える |
価格 | ¥ 2,030 | ¥ 2,970 | ¥ 8,480 | ¥ 10,410 | ¥ 10,048 | ¥ 8,689 | ¥ 12,762 | ¥ 14,697 | ¥ 22,643 | ¥ 29,471 | ¥ 52,905 | ¥ 2,762 | ¥ 16,149 | ¥ 36,800 |
評価 | 4.3 | 4.0 | 4.5 | 4.8 | 3.5 | 4.0 | 3.9 | 3.9 | 4.5 | 4.3 | 4.4 | 4.3 | 3.8 | |
重さ | 36 g | 32 g | 45g | 38g | 45 g | 36g | 41g | 40g | 37.3g | 42g | 49g | 22.7g | 41.5g | 58g |
レビュー記事 | レビュー1 | レビュー1 | レビュー1 | レビュー1 | レビュー1 | レビュー1 レビュー2 レビュー3 |
レビュー1 | レビュー1 レビュー2 |
レビュー1 レビュー2 |
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詳細 | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す | ↑詳細を見直す |
以上、ランニングウォッチの選び方やオススメについての紹介でした。
今回の記事は私自身がランニングウォッチを購入しようと思い、
調べるついでに多くの人の参考にしてもらえるようにまとめたものです。
ちなみに私はGARMINのForeAthlete 35J、ForeAthlete 235J、Apple Watch series3の3つで悩んだ末、Apple Watch series3を購入しました。
まだ使いこなせていませんが、
そのうちランニングウォッチをとしてのApple Watchの機能性についてレビューしたいと思います。
また、他にもランニングやランニンググッズに関する記事をまとめているので是非ごらんください。